これまで、相手と対峙したときの心理テクニックをいくつかご紹介しましたが、実は対峙するその前、相手に近づくときから心理的なかけひきははじまっています。そのテクニックが【「相手のどちら側から近づくか」】です。
 人間にはどんなときでも無意識に心臓を守ろうとする心理が働いています。そのため、心臓のある左側に立たれると人は無意識に圧迫感を感じてしまうのです。まったく面識のない初対面の場合はなおさらです。それほど親しい間柄でないうちは、【相手の右側から近寄る】ことを心がけるとよいでしょう。
(『他人を支配する黒すぎる心理術』)