もちろん、こんな興味深い行動を取るのはアリだけではない。ミツバチからニシンまで、さまざまな生き物の集団はリーダーからの指示もなく、難しい問題を解決していく。科学者はそのプロセスを「自己組織化」と呼ぶ。これこそ賢い群れを特徴づける第一の原理だ。(『群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法』ピーター・ミラー:土方奈美訳)