極端な言い方をすれば、世界の金融は所謂「手形のキャッチボール状態」にある。万が一、どこかが破綻し受け取った手形が不渡りになれば、受け取っている側には不良債権化と資金ショートの危険が発生し、裏書きしている金融機関はその保証リスクを負うことになる。この構造は、町の金融業者でも国際金融資本でも変わらない。単に大きいか小さいかだけの違いであって何も変わらない。(渡邉)『日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界藤井厳喜渡邉哲也