雑煮膳一つ多きは亡き人に

 ――お正月、祝い膳が一つ多く並べてありました。「これは誰の分?」と聞いたら祖母が「生まれて4ヶ月で亡くなったきみのお母さんのお姉さんの分」と言いました。(10歳)

(『ランドセル俳人の五・七・五小林凛

詩歌