片桐●【
日清戦争の賠償金は、清から日本に帳簿上、形だけ支払われ、さらに日本から英国(イングランド銀行)へ動いたということにして、実際は英国資本から戦艦三笠の建造などに携わった英国産業へカネが動いていた】わけです。(中略)つまり、【日清戦争というイベントで発生した戦費や賠償金の大半が英国の銀行間で行き来しただけで、動いたカネを日本と清が背負い、その後、そのことに縛られていくということ】なのです。(『
この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体 奇妙な対米属国「日本」の真実』
大井幸子〈おおい・さちこ〉、片桐勇治)