「はかる」という言葉はたくさんの漢字で表されることでよく知られている。「測・量・計・図・謀・諮」が代表的なところで、そのほかにも「忖・画・度・称・秤・料・評・詢・衡……」など、数多い。要するに、大昔から使っていた「はかる」という言葉に、輸入された漢字を適当に当てはめているわけだが、この適当ぶりを見てみるとなかなか興味深い。(『なんでも測定団が行く はかれるものはなんでもはかろう』武蔵工業大学編)