ところが、当時の実情を知る世代が高齢化していく中で、1980年代から90年代初めになり慰安婦問題が作り出された。日本人反日運動家が韓国まで出かけていって煽動し、朝日新聞などが捏造(ねつぞう)キャンペーンをした結果、慰安婦問題が日刊両国間の外交問題の大きなテーマになった。宮沢首相から謝罪を受けた盧泰愚大統領が「実際は日本の言論機関の方がこの問題を提起し、我が国の国民の反日感情を焚(た)きつけ、国民を憤激させてしまいました」と述べているとおりだ(『文藝春秋』1993年3月号)。(『朝日新聞「日本人への大罪」西岡力〈にしおか・つとむ〉)