「一草市木焦土と化せん 糧食六月一杯を支うるのみなりと謂う 沖縄県民斯く戦えり
 県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」(大田實海軍少将が自決前に海軍次官宛に送った電報)
 沖縄県民のすさまじい戦いぶりが手に取るように伝わってくる文章だ。
(『報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」』宮本雅史)