言動力
魂を揺さぶる言葉の動力(キーワード検索推奨)
だから冬の間中は寒さだけが敵と思えたのに、それが終わるやいなや、私たちは飢えていることに気づく。そして同じ誤りを繰り返して、今日はこう言うのだ。「もし飢えがなかったら!……」
だが飢えがないことなど、考えられない。ラーゲルとは飢えなのだ。私たちは飢えそのもの、生ける飢えなのだ。
(『
アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察
』
プリーモ・レーヴィ
:竹山博英訳)
ナチス
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