そのうち、見難い涅槃についてはつぎのように説かれています。
「比丘(びく)たちよ、私は、そこに来ることも、行くことも、止(とど)まることも、没することも、生まれかわることも説きません。それは拠り所のないもの、生起のないもの、所縁(しょえん)のないものです。これが、すなわち苦の終わりです」(『自説〈ウダーナ〉第八章「第一涅槃関係経」』)
(『パーリ仏典にブッダの禅定を学ぶ 『大念処経』を読む片山一良

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