メディアは「植草事件」の“成立”に大きく加担している。被告人が従来から病的常習性を持つ人物であるかのように、先行的なイメージを持たせる報道内容になっていた。根拠なき“病的性癖説”が瞬(またた)く間にメディアの間で躍り狂い、まるで事件をバックアップするかのように、そのイメージは世間に広まった。(『国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る 「植草事件」裁判記録副島隆彦植草一秀、高橋博彦)

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