いまでは、チョムスキーの提起したさまざまな問題を研究する学者の数が、何千人にも達している。チョムスキーは、人文科学分野でしばしばその言が引用される人物トップテンに(ヘーゲル、キケロを抜き、マルクス、レーニン、シェークスピア、聖書、アリストテレス、プラトン、フロイトに次ぐ8位)入っている。しかも、トップテンでただ一人、存命中だ。(『言語を生みだす本能』スティーブン・ピンカー:椋田直子訳)