日本では欧米で一般的とされている「183日ルール」が利用できない。欧米では年の半分、つまり183日以上滞在している国を居住地とするというルールがある。これを悪用するかたちで183日以上ひとつの国にとどまらないようにし、複数の国を渡り歩くことでどこの国にも税金を払っていない人がいるのだ。このような人を「永遠の旅行者」と呼ぶ。(『パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う渡邉哲也