塩が高血圧を引きおこすという説の発端となったのは、1953年、アメリカの高血圧学者のメーネリーが行ったネズミを使った実験によります。
メーネリーはネズミに6ヶ月間、毎日、通常の20倍にあたる20~30グラムもの食塩を与え、さらに飲み水にも1%の食塩を加えて飲ませました。人間でいえば、1日200グラムもの食塩を40年間にわたて食べさせた計算になります。
この結果、10匹のうち4匹が高血圧になったというのです。
この実験結果が、「塩が高血圧の犯人説」のそもそものきっかけです。
(『日本人には塩が足りない! ミネラルバランスと心身の健康』村上譲顕)
自然塩