その結果できあがるのは、役所の代弁機関としての審議会である。
 1回目の審議会が開かれる前に、役人が委員に選ばれた学者にあらかじめ説明を行う慣わしになっている。役所では、これを「振り付け」と称している。文字通り、役所の思惑通りに振る舞うよう振り付けをするのだ。
(『さらば財務省!政権交代を嗤う官僚たちとの訣別高橋洋一