カッセーゼ●では、被告人についてお話ししましょう。彼らはあなたの印象に残っていますか?
レーリンク●ああ、はい、被告人はほとんどが一流の人々でしたよ。全員がというわけではありませんが、大半が卓越した人々でした。海軍の人々、そして東條ですね、非常に頭が良かった。それは確かです。一部の者は非常に年老いた人々でしたね。荒木のような。広田も年をとっていました。でも、非常に頭が良かったと私は思います。
(『東京裁判とその後 ある平和家の回想』B・V・A・レーリンク、A・カッセーゼ:小菅信子訳)
東京裁判/日本近代史