新田先生は社交ダンスが好きでしたね。ステップを踏みながら踊っているうちにターンをする場所がなくなると、入り口のドアを開けて外でターンをして戻ってきました。先生は社交ダンスまで生真面目でしたよ」(『夫の悪夢』藤原美子)

藤原正彦