銀行やシンクタンクが試算していますが、消費税10%になったときどうなるかというと、一時的に税収が増え、景気もある程度よくなる可能性があるといいます。これは消費税が上がる前の駆け込み需要があるからで、当然ながらそれは2~3年もしないうちに急速に落ち込んでしまう。景気はどん底になっていく。そういう試算がなされています。
ところがその試算をどこも発表しません。なぜ発表しないのかというと、全部上から止められている。財務省から圧力がかかっている。そんな試算を発表されて、消費税増税がつぶされたら元も子もなくなるからです。
(『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘)