ヨーロッパでは、キリスト教徒の教会離れが進み、代わりに、イスラム教が台頭している。「ヨーロッパのイスラム化」は、決して架空の話ではなく、次第に現実味を帯びている。
アメリカに、ピュー・リサーチ・センターという調査機関があり、人口の将来予測などを行っている。この機関は2050年における世界の宗教人口についても予測している。
それによれば、イスラム教徒の人口は27億6000万人に達し、世界全体の29.7パーセントを占めるという。2010年の時点では、16億人で23.2パーセントだった。
(『宗教消滅 資本主義は宗教と心中する』島田裕巳)
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