北一輝法華経を“読瀉”しながら霊感や夢告を【つね】に体感したらしい。毎日それを克明に書きつらねたのが「神仏言集」である。実弟で衆議院議員だった北昤吉は「霊感的予言書」と呼び、研究者の松本健一は「霊告日記」と名づけている。(『化城の昭和史 二・二六事件への道と日蓮主義者』寺内大吉)

日蓮石原莞爾