言動力
魂を揺さぶる言葉の動力(キーワード検索推奨)
「すっかり萎れてしまったな。願いが浅いところにあるからだ。それだけ傷つきやすい。花をみよ。早く咲けば早く散らざるをえない。人目を惹くほど咲き誇れば人に手折られる。人もそうだ。願いやこころざしは、秘すものだ。早くあらわれようとする願いはたいしたものではない。秘蔵せざるをえない重さをもった願いをこころざしという。なんじには、まだ、こころざしがない」(『
奇貨居くべし
』
宮城谷昌光
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