「接見禁止の最大の効果は情報の遮断です。新聞は読めないし、ラジオのニュースも聞けない。会話もない。妻にも家族にも会えません。選任弁護人以外、誰にも会うことが出来ないのです。弁護人との面接だって、透明なプラスチック越しです。外国映画のように、被疑者のわきに弁護士がいる風景など、日本ではありえない。本人を孤独、不安、萎縮、絶望の淵に追い込んで、心をコントロールしたいのでしょう。情報が断たれることは恐怖です。逮捕されたら、誰の手助けも借りられません。相談したくても、相談する相手も見つかりません。弁護人の選定手続きなど、おそろしく困難です。こんな国で冤罪の大発生が起きるのは、当たり前です」(『つくりごと 高齢者福祉の星岩川徹逮捕の虚構』大熊一夫)
検察/警察