言動力
魂を揺さぶる言葉の動力(キーワード検索推奨)
山本●徳川時代の町人学者の行き方は「断章取義」と言われています。章を断って義を取る、つまり原典の文脈をバラバラにして、自分に必要なものだけを取るんですね。(中略)いわば、自分の体系を聖人の片言隻句の引用ですべてつないでしまう。原典は
仏教
だろうと
儒教
だろうとかまわないわけで、これはつまり思想を取り入れたということではなく、表現を採用して
権威
化したに過ぎないんです。そのため真の思想的対決には決してならない。(『
日本人と「日本病」について
』
岸田秀
、
山本七平
)
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