空腹の状態でご飯を食べれば、小腸であっという間に吸収されるので、
血糖値が跳ね上がってしまいます。そうすると、すぐに膵臓からインスリンが分泌され血糖値を下げてくれますが、これを繰り返しているいると、やがてインスリンが効かなくなり、血糖値が下がりにくくなるのです。ところが、先に野菜などの食物繊維や脂肪分が含まれるおかずを食べておくと、糖質の胎内への吸収が緩やかになり、インスリンに頼らなくても血糖値の急上昇を避けられます。こうして、血管壁へのダメージを最小限に抑えながら、脳に栄養分を補給できるのです。(『
臓器の急所 生活習慣と戦う60の健康法則』
吉田たかよし)