ロック界の現状は、スプーンを曲げる程度の超能力で乗り切れるほど、クリーンなものではない。ロックで売れるためには、彼(超能力少年の清田君)は、スプーンなんかよりも、まず自分の信念を曲げるところから出発しなければならない。ロックはパワーを伝えたりはしない。パーがワーと騒ぐだけだ。(『安全太郎の夜小田嶋隆