言動力
魂を揺さぶる言葉の動力(キーワード検索推奨)
「子供は哲学者だ。病院で、娘に訊かれたことがある。なぜ人間には目があるのかと。見えるようにだとぼくは答えた」
エイナルは静かに考えている。
「あの子はちがうと言った」ほとんど自分だけに言っているつぶやきだ。
それからエーレンデュルの目を見て言った。
「泣くことができるようにと言ったんです」
(『
湿地
』
アーナルデュル・インドリダソン
:
柳沢由実子
訳)
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