「戦争犯罪なんて、そんな考えはまったくありません。生かすも殺すも、私の自由でした。集めて殴って、こりゃいかんと思ったら、パッパッーと殺す」  むしろ婦女子をかわいがれば、善いことをしていると思っていた。
「仲介人から少女を100円で買って、呉江県で従軍慰安所を開いたこともあります。売られているのを買い戻してやって、苦しいところを助けてやったと思っていたくらいです」と永富さんはいう。
(『戦争と罪責野田正彰

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