じゃあ、どうするか。整備をきっちりやるしかない。基本的に納車されたばかりなら、走っている最中にブレーキが外れたり、ハンドルがズレるようなことはない。でも、定期的にメンテナンスをしなければ、ブレーキパッドは焼き付きを起こして制動力が落ち、インナーワイヤーが伸びて変速が甘くなる。タイヤのトレッドは紫外線でひぎ割れ、チェーンも摩耗する。どんなに大事にしていても自転車は傷みます。そうしたロードバイクを生き返らせるには、しっかりとしたメンテナンスのできるショップを探して、工賃を払うしかない。(『ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け!』菊地武洋)