「最初にクラッチを切って、駆動が切れたら急いで、力まかせに、突き当たりまでレバーを動かす。そういう操作だと、回転の同調がちゃんと済んでいないうちに無理やり次のギアへ入れてしまう可能性があります」
――で、ガリッと音が出たりして。
「ということは、ギアボックスの内部機構に無用な負担をかける運転になりがちです」
(『四輪の書國政久郎〈くにまつ・ひさお〉、森慶太)