日本に手持ちのドルを売り切らせる作戦として、日本の国家破綻に煽られ円高が最も進んだ段階でドル資産の売却をしてくれれば、日本にとって最大の実現損となり、それはとりもなおさず米国にとって最大の実現益となる。借金から解放されて身軽になった米国はまた新たな借金をすべく、ドル高のステージを演出して世界中から資金を集めることだろう。今でも世界最大の米国の金保有額であるが、そして2011年になってメキシコ中銀までもが100トンほど金を購入していたことがIMFのデータによって明らかとなった。地域通貨(※アメロ)としての金本位制度復活ならば辻褄があう。それでも現代の経済規模から考えると、かつてのような100%の本位制では実物の金が足りないため、部分本位制を採用するしかない。(『為替占領 もうひとつの8.15 変動相場制に仕掛らけれたシステム岩本沙弓

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