――サンスクリットで「妙法」は「サット・ダルマ」になりますが、ありのまま、というのは“サット”ということですね。

松山●“サット”というのは、「ある」という、“アス”という動詞の現在分詞だから、「ありつつある」というのも変だけど、その本当の〈ありのまま〉がいいことだという考えがずっと残っているのは、インド人の非常に素直なところでしょう。

(『蓮と法華経 その精神と形成史を語る松山俊太郎

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