師の一目山人は、相場の研究をされるにあたって、洋の東西を問わずさまざまな哲学を学ばれている。その中からカント哲学を第一の論理、ヘーゲル哲学を第二の論理とし、東洋哲学から墨子、老子、荘子を、またインド論理学、さらに仏教論理学で最終段階に達したと書き記されている。京都学派の西田幾多郎哲学を信奉され、終生の師として仰がれたことにも触れられている。(『一目均衡表の研究』佐々木英信)