日本文明の自覚は喪失から始まる。それが日本民族の強さであつた。言ふまでもなく、我々が晒された「喪失」とは、第一に古代支那文明の大規模な流入であり、第二に黒船である。(『小林秀雄の後の二十一章』小川榮太郎)