40歳すぎた夫婦が15歳や16歳の息子ひとりにふりまわされていることは、たとえその暴力がどんなにひどかろうと、親が傷つけられようと、同情すべきことがらではない。そうせざるを得ない子供の方がよほど同情に値するし、40歳が困っているのならば、16歳の方はもっと困っているであろうと想像するからである。(警視庁少年相談室副主査・江幡玲子)『子供たちの復讐本多勝一