「非凡な盆栽になるよりも未完の大樹となれ。調和のとれた枝ぶり、美的な姿態、そんな盆栽には欠陥はないかも知れん。だが、荒々しくて、雄渾な生命力に乏しい。人間に重要なのは未完のエネルギーと情熱だ」(『北の大地に燃ゆ 農村ユートピアに賭けた太田寛一』島一春)