筋肉のセンイは、繊維と書かずに線維と書くのが最近のスポーツ科学のならわしです。(『スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと』小田伸午〈おだ・しんご〉)

 文化とは、その社会の生き残り戦略を構成する、一連の学習された行動である。(『文化的進化論 人びとの価値観と行動が世界をつくりかえる』ロナルド・イングルハート:山崎聖子訳)

 かつて死は運命だった。しかしいまや、死は一つのオプション(選択肢)になった。(ビクター・ヒュックス)
『日本人が知らない日本医療の真実』アキよしかわ

 貴君の意見には賛成しないが、それを主張する権利は全面的に支持しよう。
   ――イヴリン・ベアトリス・ホール『ヴォルテールの友人』(1906年)

(『ゴースト・スナイパー』ジェフリー・ディーヴァー:池田真紀子訳)

 世界を動かすものは常に悪党たちであり、悪人の論理、悪党の戦略哲学を知らずして、国際的な活動はできない。中世の軍記物に「河内に楠木という悪党ありて」と述べているが、足利尊氏を相手に健闘した楠木正成は、当時としては珍しいほどの戦略哲学を持った「したたか者」であったので、東国の武士団を相手にあれだけの活躍ができたのである。そして討死する時も、「罪業深き悪念なれども、七度人間に生まれ変わって朝敵を滅さむ」といい残し、自己の正統性を後世の大衆に浸透させるだけの心理工作まで残していった。(『悪の論理 ゲオポリティク(地政学)とは何か倉前盛通〈くらまえ・もりみち〉)
 意識は、現在でも多くの分野で最大の謎の一つとされている。なぜ、そしていかなる仕組みを通じて客観的な存在たる灰色の脳から、主観的で多彩な個人的経験が生じるのだろうか? オーストラリア出身の現代の哲学者デイヴィッド・チャーマーズ(1996)は、この問いを「ハードプロブレム」と呼ぶ。事実、この問いに答えるのは非常に困難だ。(『脳はいかに意識をつくるのか 脳の異常から心の謎に迫る』ゲオルク・ノルトフ:高橋洋訳)
 これまで江戸時代のいわゆる鎖国は、日本の閉じこもり型政策としてネガティブに評価されてきた。しかし鎖国にいたる歴史展開をみれば、強大な軍事力を有していたがゆえにヨーロッパ列強をも日本主導の管理貿易下におくことができた、ということが明瞭に浮かび上がってくる。弱くて臆病だから鎖国、ではなく、強かったから貿易統制や入国管理を可能にしたのであった。それが、のちに鎖国と呼ばれた体制であった。つまり、強かったから鎖国、なのである。(『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略』平川新〈ひらかわ・あらた〉)
 たとえばビタミンAは、妊娠初期に過剰摂取すると催奇形性(奇形を生じさせる性質)があるといわれていますが、どのくらいの人がこのことを知っているでしょうか。
 これらの警告はサプリには表示されていません。
(『病気になるサプリ 危険な健康食品』左巻健男〈さまき・たけお〉)
 血糖値が上昇すると糖によって血管内皮が傷つけられ、これを食事のたびに繰り返すことで、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。また、毛細血管にもさまざまな害を与え、神経障害や腎機能の低下、網膜症といった申告な合併症を引き起こします。これが糖尿病のこわいところです。(『糖質制限食に役立つ糖質量ハンドブック』大柳珠美監修)

糖質制限
 1940年は東南アジアにおける平和の最後の年であった。だがそれは植民地支配によるイギリス・オランダ・フランス・アメリカの平和であった。この地域の1億5000万近い住民のうちわずかに10パーセント、つまりシャム(前年にタイという古い国名にもう一度改称)の住民だけが外国の支配をまぬがれていたに過ぎない。東南アジアの他の地域ではどこでも現地人の主権は廃されていた。欧米の拡張の過程で土着の諸国は一掃されて、直接の植民地支配下に置かれるか、主権を剥奪されて植民帝国の最高権威に従属させられていた。こうして大英帝国はビルマ、マラヤと英領ボルネオの三つの領域に対して責任を負い、フランスは、行政的にはインドシナ連合に統合されたヴェトナム、ラオス諸州およびカンボジアを支配し、当時は東インドの名で知られた広大なインドネシア群島はオランダに支配され、フィリピンはアメリカに従属していた。最後にまた、ポルトガルがティモールの半分を領有していた。(『東南アジア現代史 植民地・戦争・独立』ヤン・M・プルヴィーア:長井信一監訳)
 フランスの場合、1789年にはじまる大革命以降、カトリック教会の検閲からしだいに開放されてゆく知の営みのなかで、はじめて「信仰」の語彙ではなく、「文明論」あるいは「学問」の語彙により、自由に諸宗教を語ることが可能になった。(『ヨーロッパ文明批判序説 植民地・共和国・オリエンタリズム』工藤庸子〈くどう・ようこ〉)
【納税額】2004年(平成16年)

 池田大作創価学会名誉会長 1億2896万円
 大形市太郎霊友会元会長 1822万円
 大川隆法幸福の科学総裁 1億4997万円
 大川きょう子幸福実現党元党首 1668万円
 庭野日鑛(にちこう)立正佼成会会長 1124万円
 中山善司天理教真柱 3173万円

(『「新宗教」興亡史 生き馬の目を抜く巨大宗教ビジネス戦争!』別冊宝島)
 ある研究で、体を柔軟にすれば血管もやわらかくなることがわかりました。
 その秘密は血管壁内のコラーゲン。高血糖や加齢によってコラーゲンは硬くなり、動脈硬化の原因になりますが、ストレッチをすることで新しいコラーゲンが生み出されます。コラーゲンを変質させる高血糖を防ぐ食事も大切です。
(『NHKためしてガッテン 「血管力」で若返る!』NHK科学・環境番組部、主婦と生活社「NHKためしてガッテン」編集班編)
 ところが、さに非ず、彼らの植民地支配は決して過去のことではなく、今日の国債問題に種々の形で影を落としている。欧米人の行動パターンには、彼らに深く根付き、脈々として温存されてきた植民地時代の発想が今なお健在で、随所に現れており、他方の支配されてきた国々の側でも、植民統治下に置かれていた時代の後遺症が色々な形で残されている。この問題は現代を理解する上で、考慮を要する不可欠の要素となっているのである。
 勢力下に置いた地域の統治形態を「支配・搾取型」と「共存・同化型」に大別するならば、近世の欧米列強による帝国主義的植民地経営は、おしなべて「支配・搾取型」の統治に徹してきたと言わざるを得ず、その名残りが今日の世界でも厳然と存在し続けている。
(『植民地残酷物語 白人優越意識を解き明かす山口洋一

人種差別
 造化が人の子を育てる時に最も意を用いているのは人らしい情を育てることである。人本然の情は他(ひと)が喜んでおれば嬉しく、他が悲しんでおれば悲しいのである。「可哀そうに」というのは人本然の心である。然しこれが充分よくわかるようになるのは小学4年の終りである。
 人の子の生い立ちをよく見るに、生まれて3カ月間は「懐しさと喜びの世界」に住んでいる。また生後2年6カ月位いは自我のない世界に住んでいる。これを童心の季節というのである。そして「可哀そうに」ということが本当によくわかるようになるのは前にいったように小学4年の終りである。
(『昭和への遺書 敗るるも またよき国へ岡潔〈おか・きよし〉)
 しかし、パーム油も含めて現在流通している植物油の9割はリノール酸の割合が大きく、炎症を促進するリスクがある。動物実験では、腎障害や脳出血、発がん促進などの有害作用が認められている。植物油のほとんどは、「人間での安全性」はまだ確立されているとはいえないのである。
 一方、動物性脂肪は植物油に比べて長期的には総コレステロール値を上げず、ヒトへの有害作用も認められない。飽和脂肪酸は、心血管系疾患の死亡率を低下させるのである。また、動物性脂肪の主成分である飽和脂肪酸や一価不和脂肪酸は、炎症にかかわるプロスタグランディンなどに変換されることはない。
(『コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる浜崎智仁〈はまざき・ともひと〉)
 現在の薬局で処方されるような薬、つまり西洋薬が世に広まるようになったきっかけは1800年代半ばのクリミア戦争です。戦争中、戦地では多くのケガ人が出ます。出血を止める必要がありました。また、不衛生を強いられるような場所で集団生活をしているので感染症などが広がる危険性もありました。急性のケガや痛みを一時的に抑えたり、出血を止めたり、感染症の原因となる菌を減らしたり殺したりすることには薬はとても有効で素晴らしい力を発揮します。そう、そもそも薬は急場をしのぐためのものだったのです。
 ところが、その後私たちは慢性疾患に対しても薬を使うようになっていきます。薬のちからで値を下げるということを慢性的に続けているのです。【現在、病院で処方されている薬の約9割は慢性疾患に対するものだと言われています。
 薬というのは、ほとんどが合成物ですから人間の身体にとっては「異物」です。】異物ですから、身体の中に入った薬は本人が感じるか感じないかにかかわらず様々な影響をよくも悪くも及ぼすことになります。
(『それでも「コレステロール薬」を飲みますか? 薬剤師が教える薬に頼らず長生きする方法』宇田川久美子)

コレステロール
 奴隷貿易という叙事詩は長きにわたり、実に様々な状況のもとで繰り広げられた。一人の主人公がいるわけではなく、ドラマをつくりあげているのは何百万もの人々である。15世紀末から19世紀末まで、400年も続いた奴隷貿易を通じて、1240万人が奴隷船に積まれ、大西洋の「中間航路」を越えて、何千マイルもの距離の間に散らばる数百の荷揚げ場所へと運ばれた。悲惨な航海中に、180万人が命を落とし、遺体は船につきまという鮫へと向かって投げ捨てられた。生き延びた1060万人は、殺人的なプランテーション機構の、血塗られた奈落の口へと投げ込まれた。そして人々はそこで、考えられるかぎりの、あらゆる抵抗を試みることになるのである。(『奴隷船の歴史』マーカス・レディカー:上野直子訳)
マックス・ハーフェラール』は著者ムタトゥーリ(本名ダウエス・デッケル)が小説の形を借りて19世紀のオランダ領東インド植民地における植民地支配の実態を内部告発し、植民地政策を痛烈に批判した異色の作品である。小説とはいえ全くのフィクションではなく、その内容は大筋では史実に合致している。そのため出版にあたっては当初から政治的な思惑に巻き込まれ、結局著者の意図したものとは少し違った形で、つまり利害関係者が特定しにくいような形で世に出た。しかし関係者の間ではたちまちセンセーションを引き起こし、やがては19世紀最大の問題作として評価を得て、読み継がれていった。今では近代オランダ文学の最高傑作として、押しも押されもせぬ地位を確立している。(訳者はしがき)(『マックス・ハーフェラール もしくはオランダ商事会社のコーヒー競売ムルタトゥーリ:佐藤弘幸訳)
 以上、眺めてきたように、チベット問題に関して朝日新聞は一貫して中共側の立場に立ち続けて報道してきたことがお分かり頂けたと思う。占領下ではGHQの顔色を窺いながら媚(こ)び諂(へつら)い、1953年にGHQがいなくなると突如豹変し、一貫して中共を礼賛しチベット大虐殺の真実を伝えるどころか隠蔽(いんぺい)してきた朝日新聞。チベット大虐殺の真実を伝えることを怠ったのみならず、チベットで行われているのは、「民主化」、「解放」であると讃美し、搾取され、残虐な刑に処せられていたチベット人民たちが真に解放されるのは、中共の一部となったときだと嘘を並び(ママ)立ててきた朝日新聞。中共の一部となって、近代化も進み、晴れて文明人としてチベット人は生活できるようになったというプロパガンダを中共政府とともに行ってきたのが朝日新聞という新聞であった。(『チベット大虐殺と朝日新聞 朝日新聞はチベット問題をいかに報道してきたか岩田温〈いわた・あつし〉)