私は、確信の根底には、意志の力では変えられない神経学的要素があることを明らかにして、確信の力を削ぐことを目指している。もし科学の力で私たちがこれまでを反省し、確信の本質を問い始めたならば、私たちは反対意見にもっと寛容になり、別の意見も前向きに考えてみようとするかもしれない。それが宗教や学問上の反対意見であれ、食卓で食いちがう意見であれ。(『確信する脳 「知っている」とはどういうことか』ロバート・A・バートン:岩坂彰訳)

脳神経科学科学と宗教