『ワシントン・ポスト』、『ニューヨーク・タイムズ』などは、「愛国戦線」があたかも正義の軍であり、フツ族が無条件に悪いといった報道姿勢をとっている。もちろんツチ族の大量虐殺は許されるべきことではない。
 しかし、そもそもことの起こりは、1990年来のツチ族支配の「愛国戦線」軍がウガンダから武力侵攻したことに端を発している。「愛国戦線」軍はウガンダで組織され、兵員の訓練も武器の調達もウガンダ国内で行なわれたことは当時の各国の新聞が報じている。さらに、当時の「愛国戦線」軍の指揮はツチ族のウガンダ陸軍のフレッド・ルゥィゲマナ少将がとっており、現在は同じくウガンダ陸軍のポール・カガメ少将がとっていて、その他多数のウガンダ陸軍将校が参加している。
(『ルワンダ中央銀行総裁日記』服部正也〈はっとり・まさや〉)

ルワンダ
 文明とは病気である。しかもかなり伝染性の強い病気である。この病気には人類しか罹らない。が、今のところ、いちばんの重病人にはヨーロッパ人とアメリカ人で、それ以外では日本人である。しかし、昔はそうではなく、エジプト人やインド人や中国人がいちばんの重病人であった時代もあった。とは言っても、昔のこの病気はそれほど重症ではなく、伝染性もそれほど強くはなかった。ところが、近頃はますます猖獗をきわめ、加速度的に伝染性を強め、一部のいわゆる未開社会を除いて、ほぼ全人類を席巻せんとする勢いである。(『続 ものぐさ精神分析』岸田秀)

心理学
 軍部が強制的に国民を戦争に引きずりこんだというのは誤りである。いくら忠君愛国と絶対服従の道徳を教えこまれていたとしても、国民の大半の意志に反することを一部の支配者が強制できるものではない。この戦争は国民の大半が支持した。と言ってわるければ、国民の大半がおのれ自身の内的自己に引きずられて同意した戦争であった。軍部にのみ責任をなすりつけて、国民自身における外的自己と内的自己の分裂の状態への反省を欠くならば、ふたたび同じ失敗を犯す危険があろう。(『ものぐさ精神分析 』岸田秀)

心理学
 初婚年齢は男女とも上昇しており、子育てが終わるか終わらないかのうちに、親の介護が始まる人も増えています。(『親が70歳になったら知っておきたい80のこと』宮崎牧子)
 プッシュバックは、プッシュアップとバイク・プッシュアップをミックスしたエクササイズである。目標は、力の方向を床に向かわせてプッシュアップをハンドスタンド・プッシュアップに近づけることだ。体を後方へ押すことによって、胸筋よりも肩の筋肉に集中できる。(『自重筋力トレーニングアナトミィ』ブレット・コントレラス:東出顕子〈ひがしで・あきこ〉訳)

筋トレ
 自分が根幹からぐらつくようなピンチに遭遇した時、自分の中で弱さを感じた時に、進むべき道、取るべき方法の判断基準となるもの。それが、個人の美意識です。言い換えると、自己イメージによって、何を選ぶかが異なってくるのです。
 高い自己イメージの持ち主は、前向きにチャレンジする方向性の判断ができます。逆に、低い自己イメージの持ち主は、それなりの選択や、逃げる方向の判断をしてしまいます。
(『読む筋トレ』森俊憲)

筋トレ
 我々が持って生れた「ともに学ぶ」という原始的な欲求は、今もこの瞬間に生れつつあるテクノロジーを利用することで遠く、広く、そして深く、我々を前進させる。ソーシャルメディアは他のどのテクノロジーよりもはるかに、職場での世代交代から派生する問題にこたえることができ、あらゆる世代の人々の「学び」を快適かつ容易にしてくれるものだ。(『「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命』トニー・ビンガム、マーシャ・コナー:松村太郎監訳、山脇智志訳)
 日本経済の全体像を示すGDP統計(「国民経済計算」)で見ると、日本の家計貯蓄率は1980年度には17.0%であったが、90年代末から急速に低下し、2001年度には6.7%にまで低下した。03年度には7.8%に回復したが、この水準はすでに欧州各国の貯蓄率を下回っている。(『貯蓄率ゼロ経済 円安・インフレ・高金利時代がやってくる』櫨浩一〈はじ・こういち〉)
 健二も思い出を口にするようになった。
「ヤマギシ会では上級生に首をしめられたり、ぶっ殺す、と脅された。いつもいつもいじめられていた」
「6年生に首を締められたんだよ」
「お腹が痛くても、病院に連れていってくれなかった」
「宿題ができないと、(施設の)廊下に正座させらたんだ」
「世話係(学園の担当者)がものすごく怖かった」
「親しい友だち同士で話をするときは、『俺たちは親から捨てられた子』と言っていたんだ」
 自殺を企てた健二の親はいったい、どう感じているのか。そのことを口にすると、教師の顔は暗くなった。
(『洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』米本和広)
 寝返りをするときに大切なことはベッドとからだの接地面を少なくすることです。また、力だけに頼るのではなく、自分が寝返りをするときの動きを思い出してください。「ひざを立てる」「腕を組む」「頭を上げる」の3つの姿勢のどれか1つでもとれれば寝返りはできます。(中略)
「寝返りなんて無理!」と思えるような状態でも、まずは手を握ってみてください。じつは握力があれば、それは自分の腕の(続く)からを使って寝返りができる鐘鼓なのです。ベッドの手すりに輪にしたひもやロープを通し、それを持って引っ張れば腕の力だけでも寝返りができます。(『青山流 がんばらない介護術 楽ちんスーパーテクニック』青山幸広)

介護
 石光氏の手記は、氏の自伝であると同時に、明治から昭和へかけてのわが国の側面史をも成している。なかんずく日露戦役は明治年間のわが国の直面した最大の出来事で、わが国は国を賭して、世界の強大国ロシアと兵火を交えたのであるが、その戦争が、わが国にとって、いかに苦しいものであったか。そのことがこの手記には、ありのままに語られている。それは決して連戦連勝などという、安易な言葉で尽されるべきものではなかった。その事実の知られる一事においても、この手記は、貴重な文献を成しているといってよい。(『明治人物閑話』森銑三〈もり・せんぞう〉)

石光真清
 当時米軍大佐であったジャクソンは、インディアンであれば女性だろうが子供だろうが構わず虐殺し、その死体からは鼻をもぎ取り、肉を天日干しして馬の手綱に再利用した、という残虐な経歴を持つ「初代民主党」の大統領でした。日本では織田信長が「残虐だった」という人がいますが、その比ではありません。(中略)
 黒人に対しても根強い差別意識と偏見を持ち、黒人奴隷も自身のプランテーションで、100人以上所有し、酷使していたそうです。(『日本をダメにするリベラルの正体』山村明義)
 たった34階しかない、ずんぐりした灰色のビル。正面玄関の上には、『中央ロンドン孵化条件づけセンター』の文字と、盾(たて)のかたちのマーク。盾の中には、共生(コミュニティ)、個性(アイデンティティ)、安定(スタビリティ)という、世界国家のスローガンが記されている。(『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー:大森望訳)
 人の話や講演を聞いていてよく思う。要するに話が遅い。もっとスピードアップできないものであろうか。何ごとにおいても「結起承転」大事なのは結論をまず述べるということである。どこへ連れて行かれるかわからないで耐えている時間というのは頗る苦痛である。10分を7分にしろというのではない。15分でも20分でもいい話はいい話である。(『エッセイ はぐれ雲 俺の人生こんなもの 365日一日一文』神田威志〈かんだ・たけし〉)
 ラヴォワによれば、会社と従業員の関係を「私は給料を払う、お前は仕事をしろ」といった契約的なレベルから、感情的なレベルへと飛躍させるのが予測市場の目的なのだという。具体的にいえば、従業員たちに会社の将来的な方向性を託し、会社の未来に関心を抱いてもらい、その意見に耳を傾け、優れたアイデアに報酬を与えるのが目的というわけだ。(『普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略 驚異の的中率がビジネスと社会を変革する』ドナルド・トンプソン:千葉敏生訳)