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 オムツにしない工夫こそが介護なのである。オムツに出た便を処理するのは、介護ではなく“後始末”にすぎない。(『老人介護 常識の誤り』三好春樹)
 老いの意味とは何だろうか。進歩主義という宗教の中に入っていると、老いも死もあたかも存在しないかに見えた。高度経済成長の時代、人々は進歩を求めて都会でがむしゃらに働いた。ある日突然、田舎に残してきた親が倒れ、この世代は初めて老いの問題に直面した。そして今、自分たちの老いを迎えるに至った。高度成長を支えた世代を襲った自らのアイデンティティを突き崩すショックが二つあった。一つはオイルショック。もう一つが「老いる」ショックである。(『老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた』三好春樹)

介護
 世の中は、下から見るとよくわかる。少なくとも、上からや横からは見えないものが見える。なぜなら、人は上に対してはいい顔を見せようとするが、下には無警戒にその素顔や本音を見せてしまうからである。(『老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた』三好春樹)

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 呆けが深くなるほど、「自発的外出」(※徘徊を指す)のとき、曲がり角を左に折れていくことが多いというのが法則のようなのである。(『老人介護 常識の誤り』三好春樹)

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