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 浪費は現代社会の大きな欠点の一つである。浪費は暴力であり、自然に対する罪である。(『君あり、故に我あり 依存の宣言』サティシュ・クマール:尾関修、尾関沢人訳)
 アメリカ国民は、ある意味で、虎にまたがった国民になりつつある。彼らはますます消費することを学ばなければならない。さもないと、彼らの巨大な経済のからくりが、彼らに刃向い、彼らをむさぼり食らうかもしれないと警告されているのである。彼らは、もっともっと個人としての消費を高めるように要求され、しむけられなければならない。それは、彼らが商品にたいして差し迫った要求をもっているかどうかには関係ない。日に日に拡大する経済が、それを要求するのである。(『浪費をつくり出す人々』ヴァンス・パッカード:南博、石川弘義訳)

浪費
 わが国の二大政党制において最もよくある票割れの例は、スポイラー(有力候補の票を食う候補者)効果である。有力候補二人の接線の場合、トップを走る二人のうち片方から、第三党の「スポイラー」候補が票を奪ってしまうことで、競争相手の勝利が決まることがある。たとえば2000年の大統領選挙でこれは起こった。フロリダ州で、アル・ゴアとジョージ・W・ブッシュの均衡を緑の党のラルフ・ネーダーが崩し、それによって勝敗が決まったのである。票割れは、選挙のプロセス全体をミスガイドする見えざる手だ。その結果、選挙民の意思の反映が弱められ、民主的プロセスへの信頼が失われ、金銭が浪費され、そして時には生命さえもが浪費される。
(『選挙のパラドクス なぜあの人が選ばれるのか?』ウィリアム・パウンドストーン)
 諸君は永久に生きられるかのように生きている。諸君の弱さが諸君の念頭に浮ぶことは決してない。すでにどれほどの時間が過ぎ去っているかに諸君は注意しない。満ち溢れる湯水でも使うように諸君は時間を浪費している。ところがその間に、諸君が誰かか何かに与えている一日は、諸君の最後の日になるかもしれないのだ。諸君は今にも死ぬかのようにすべてを恐怖するが、いつまでも死なないかのようにすべてを熱望する。(『人生の短さについて 他二篇』セネカ:茂手木元蔵訳)
(殷の紂王が)象牙の箸で食事をするようになれば、それまでの粗末な土器の茶碗では物足りなくなり、きっと玉(ぎょく)で作った食器を使うようになる。玉の食器を使うなら、その中に入れる食品もマメのスープなどの質素なものではなく、贅沢で珍奇な食品になるだろうし、そうなれば次にはそれを食べるときの服装にもきっと凝(こ)りだすだろう。また食事をする場所も、わらぶきの家ではなくて豪華な宮殿で、ということになるだろう。箕氏(きし)はそう考えて、この象牙の箸は単に立派な食事用具というだけにとどまるものではなく、最終的には莫大な浪費と国家の破滅につながる、諸悪の根源であると考えたのである。(『漢字の字源』阿辻哲次)

箕氏の憂い
 少し(できれば最低2~3週間)休みをとって、グループのほかのメンバーから離れてゆっくりできる場所へ行き、この本以外の資料からもっと情報を集める。【覚えておくこと――もしそのグループが本物で確かなグループなら】、どんな吟味にも耐えるものである。あなたのグループが、その理想化された姿とはずいぶん違うということを、何年もあとに、あなたの時間とお金と精力と方策をたくさん浪費してから気づくよりは、早く真実を知るほうがずっとよい。(『マインド・コントロールの恐怖』スティーヴン・ハッサン:浅見定雄訳)

宗教/マインドコントロール