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 刑事裁判では、どういったわけか無罪判決を書く機会がまったくなく、有り体に言うと「証拠が完全でなくても、めげることなく果敢に有罪を認定する力」を養うのがこの科目の目的に感じられた。修習生が無罪判決を書いてもいいが、それは「正解」ではなかった。(『検事失格』市川寛)

検察
「あなたは頭のいい人だ。必要なことだけを述べている。嘘はつかないというやり方だ。今の段階はそれでもいいでしょう。しかし、こっちは組織なんだよ。あなたは組織相手に勝てると思っているんじゃないだろうか」(『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤優)

検察
 2009年7月13日の逮捕から20日後、岩川は、ひとまず勾留から解かれた。独房で、そう宣告された。全ての荷物をまとめて、そこを出た。刑務所の職員5~6人による、出所のためのセレモニーがあって、勾留を解く旨の文書が読み上げられた。玄関に向かった。50~60メートルも歩いただろうか。秋田県警の刑事が「ちょっとそこに腰掛けてください」と椅子に誘導した。逮捕状を見せられた。「二階堂に対する2回目の買収の容疑……」(『つくりごと 高齢者福祉の星岩川徹逮捕の虚構』大熊一夫)

検察/警察
 左前頭部頭蓋骨陥没骨折、頭部打撲傷、右上腕部骨折、右肋骨3本骨折、その1本は肺に刺さって右肺が気胸(ききょう)の状態、それに右鎖骨骨折との診断であった。(『襲われて 産廃の闇、自治の光』柳川喜郎)

検察/警察
「接見禁止の最大の効果は情報の遮断です。新聞は読めないし、ラジオのニュースも聞けない。会話もない。妻にも家族にも会えません。選任弁護人以外、誰にも会うことが出来ないのです。弁護人との面接だって、透明なプラスチック越しです。外国映画のように、被疑者のわきに弁護士がいる風景など、日本ではありえない。本人を孤独、不安、萎縮、絶望の淵に追い込んで、心をコントロールしたいのでしょう。情報が断たれることは恐怖です。逮捕されたら、誰の手助けも借りられません。相談したくても、相談する相手も見つかりません。弁護人の選定手続きなど、おそろしく困難です。こんな国で冤罪の大発生が起きるのは、当たり前です」(『つくりごと 高齢者福祉の星岩川徹逮捕の虚構』大熊一夫)

検察/警察
 カネにまつわる検察庁の問題といえば、元大阪高検公安部長によって、調査活動費という裏経費が明るみに出たが、それ以外にもいろいろある。たとえば捜査予備費というのも、その一つだ。それは検察庁全体で2億円から3億円の年間予算があり、事件処理をする度に、そのなかから特別の報奨金が各地検に配られる。被疑者を一人起訴して公判請求すれば5万円、略式起訴なら3万円、起訴猶予でも1万円といったところだった。それらの大半が、地検の幹部の小遣いに化けるシステムである。
 つまり、各地検は扱う事件の数が多ければ多いほど、この特別報奨金が分捕れる仕組みになっている。そこで、地検の幹部たちは逮捕者の多い選挙違反を好んであげるのである。
(『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』田中森一)

検察
 たとえば、本部長や大阪の中心地の警察署長が転勤するときには、当時で2000万円から3000万円の餞別が地元の有力業者から贈られる。それが慣習になっていた。2000万、3000万といえば、警察署長の退職金に相当する。(『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』田中森一)

検察
 ここで強調しておきたいのは、外交の世界において、論理構成は、その結論と同じくらい重要性をもつということだ。(『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤優)

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