ダレール●わたしたちは人道を最優先していて、そのように振る舞ってはいます。しかし、実際にはサハラ以南のアフリカを援助するためにわたしたちが犠牲を払うことは、まったく優先されていないのです。(『ロメオ・ダレール 戦禍なき時代を築く』ロメオ・ダレール、伊勢崎賢治)
・ルワンダ
ルワンダについて、ダレール氏は次のように語る。
「ルワンダはわたしを変えました。生涯心から消えることのない体験だったからです。大量虐殺は核兵器の使用と同じく、人類が越えてはならない一線です。それなのにわたしたちは、大量虐殺を未然に防ぐ努力を怠ってきたのです」
(『NHK未来への提言 ロメオ・ダレール 戦禍なき時代を築く』ロメオ・ダレール、伊勢崎賢治)
「ルワンダはわたしを変えました。生涯心から消えることのない体験だったからです。大量虐殺は核兵器の使用と同じく、人類が越えてはならない一線です。それなのにわたしたちは、大量虐殺を未然に防ぐ努力を怠ってきたのです」
(『NHK未来への提言 ロメオ・ダレール 戦禍なき時代を築く』ロメオ・ダレール、伊勢崎賢治)
80万人以上の罪のないルワンダの男たち、女たち、子供たちが情け容赦なく殺されるのにちょうど100日が費やされたが、その間、先進世界は平然と、また明らかに落ち着き払って、黙示録が繰り広げられているのを傍観するか、そうでなければただテレビのチャンネルを変えただけだった。(『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか PKO司令官の手記』ロメオ・ダレール:金田耕一訳)
この本は、殺戮されたおびただしい人びとに代わっておこなう【魂の叫び】であり、権力にしがみつこうとする人びととは想像上の差異を有するという理由で、マチェーテ〔山刀〕で切り裂かれた人びとへの鎮魂である。またこれは、典型的な冷戦期の平和維持部隊のための規則書(ルールブック)では想定されていなかった課題に直面し、有効な解決法を見出すことができなかった一人の司令官の物語である。あたかもその懲罰であるかのように、自分の部隊の何人かが命を落とすのを、一つの民族集団を絶滅させようとする試みを、胎内から出てきたばかりの子供が殺されたのを、薪のように積み上げられた無数の手足を、陽の光にさらされて腐ってゆくばらばらにされた死体の山を、私はこの眼で見たのだ。(『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか PKO司令官の手記』ロメオ・ダレール:金田耕一訳)
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