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 マネジャーとリーダーの違いは、一般に考えられているよりもはるかに奥が深いのだ。この違いをないがしろにしている企業は、そのために苦しむことになるだろう。
 すぐれたマネジャーと優秀なリーダーのあいだに存在する最も重要な違いは、その関心を集中させている対象だ。
 すぐれたマネジャーは「内側に」目を向ける。会社の内部を見る。個人一人ひとりの目標や仕事のスタイル、必要性、そしてやる気の違いに目を向ける。これらの違いは小さく些細なものだが、すぐれたマネジャーは自らこれに注意を払う必要性を自覚している。これらの些細な違いを理解することによって、一人ひとりがその独自の才能をパフォーマンスに反映させられる正しい方向性を見出すことにつながるからだ。
 優秀なリーダーは、これとは反対に「外側に」目を向ける。競争の状況を見つめ、将来や前進のための新たな道筋に目を向ける。世のなかのトレンドに目をつけ、そこにさまざまな結びつきや切れ目を探して、抵抗が最も弱いところで自分たちの有利な点をうまく活かそうとする。リーダーは明確なビジョンを持っていなければならず、戦略的な考えを展開し、組織の活性化を図ることが必要だ。この役目をうまくこなして初めて、これが企業の死命を制する役割となることに疑いの余地はない。ところがこの役割は、一人の個人の才能をパフォーマンスに活かすという難しい課題とはまったく何の関係もない。
(『まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う』マーカス・バッキンガム&カート・コフマン:宮本喜一訳)

西山昭彦
 本当に大組織化されていって、本当に問題が本質的なものになったときには、現場の知識の寄せ集めでは本質的な解決方法が出てきません。低い視点に縛られてしまって、局部的な場面でしか通用しない解決方法しか発想できません。それは真実のリーダーではないのです。(『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』苫米地英人)
 ノブレス・オブリージュ(高貴な者の義務)といって、欧米では貴族や裕福な家に生まれた男は、社会のリーダーの義務として戦場に出るのが伝統だった。安全な後方から「突撃!」とけしかけるのではなく、「俺に続け!」と真っ先に切り込む者を「リーダー」と呼ぶ。だからアメリカの歴代大統領のほとんどが軍隊経験者である。たとえばケネディ大統領は太平洋戦争で魚雷艇に乗って戦い、兄は戦死している。
 ところが現在、アメリカ議会の上下院議員のうち軍隊経験者はわずか5%、自分の子供を軍隊に入れている議員はたった7人しかいない。デューク大学の調査によれば、大統領の閣僚や議員に軍隊経験者が少ない時ほどアメリカは戦争を起こしやすくなるという。自分や身内が兵士でないと、戦争の痛みはわからない。
(『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』町山智浩)
 孫子は乱世におけるリーダーの心のもち方や必要な器量について述べた兵書なのです。『孫子』は、なぜリーダーの立場から書いたのでしょう。
 それは兵が凶器だということをよく知っていたからです。(『まんが 孫子の兵法』武岡淳彦監修・解説、柳川創造解説、尤先端作画、鈴木博訳)
 日本では、いまも続く「日中対立」の原因は、石原慎太郎都知事(当時)がアメリカで「尖閣購入宣言」をしたこと。そして、日本政府が「尖閣国有化」にふみきったことだと考えられています。
 しかし、さらに前までさかのぼってみれば、「アメリカ没落」「中国浮上」「親中・鳩山内閣の誕生と崩壊」「親米・菅内閣の誕生」「代表戦での親中・小沢敗北」「尖閣中国漁船衝突事件」などがあったことがわかるのです。
 過去に起こった一連のできごとをくわしくたどっていくと、「親中の大物政治家」小沢一郎氏の「代表戦敗北」とともに凶暴化していった中国の姿が見えてくるのです。

(『日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら』北野幸伯)
「スー族には、ある程度、中央集権的な政治制度があった。征服者に対して短い期間、見事に抵抗したけれど、実際には10年もたなかった。ところがアパッチ族は、何百年も征服されることなく戦い続けた」。アパッチ族が生きのびたのは、「政治権力を分散して、なるべく中央集権を避けていた」からだという。(『ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ』オリ・ブラフマン、ロッド・A・ベックストローム:糸井恵訳)

インディアン
 もちろん、こんな興味深い行動を取るのはアリだけではない。ミツバチからニシンまで、さまざまな生き物の集団はリーダーからの指示もなく、難しい問題を解決していく。科学者はそのプロセスを「自己組織化」と呼ぶ。これこそ賢い群れを特徴づける第一の原理だ。(『群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法』ピーター・ミラー:土方奈美訳)
 ジェロニモについて行きたければついけ行けばいいし、いきたくなければ、行かなくていい。一人ひとりに権限があるので、それぞれがやりたいようにする。「するべきだ」という言葉はアパッチ族の言語に存在しない。「強制する」という概念は、彼らには理解しがたいものだ。(『ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ』オリ・ブラフマン、ロッド・A・ベックストローム:糸井恵訳)

インディアン
 視点を高くすることを、カント以降の分析哲学では、抽象度を上げる、と言います。(『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』苫米地英人)
 君子は、つねに自己革新をはかって成長を遂げていく。小人は、表面だけは改めるが、本質にはなんの変化もない。

 君子は豹変し、小人(しょうじん)は面(おもて)を革(あらた)む――『易経』革卦(かくか)

(『中国古典 リーダーの心得帖 名著から選んだ100の至言』守屋洋)
 もっとも重要なことは、軍閥が、その縁故的人事や内輪の決定を通じて軍内政治を支配しただけでなく、それが正院・内閣の文民政治家や元老などと密接な連絡を保ち、軍外の政治過程に大きな影響を及ぼしたことであろう。周知のごとく軍閥は、雄藩出身の政治家を長とする官僚集団=「藩閥」の一部を構成し、その政治力の裏づけとなった。
 政党政治の時代になり、山県有朋〈やまがた・ありとも〉のような藩閥政治家が姿を消した後も、新たなリーダーを求めて、むしろ軍内抗争は激しくなり、それが日本全体の政治を左右した。このように第二次世界大戦以前の日本においては、多くの政治の変動が軍内の抗争と連動して起こっており、他方、軍制は必ずしも純粋に軍事合理的な理由では作られず、何らかの政治目的に従属して操作された可能性があることを忘れてはならない。(大島明子)
(『日本の軍閥 人物・事件でみる藩閥・派閥抗争史』)
「リーダーシップ」であるとか「指導力」といったような言葉が使われる場所では、「個人」は「手駒」になり、「人間性」は「忌むべき不確定要素」とみなされ、最終的にはリーダーを含むすべての人間が「役割」になり下がるのだ。(『パソコンゲーマーは眠らない』小田嶋隆)
 しかしアメリカ合衆国の主たる挫折は、現段階においてはイデオロギー的かつ外交的なものである。というのもアメリカは、いよいよ世界支配を完成しつつあるどころか、世界の統制権を失いつつあるからである。自由世界のリーダーとして立ち現れるどころか、アメリカ合衆国は国連の意向に反してイラク攻撃を開始した。これは国際法の蹂躙であり、正統(ママ)性の失墜はだれの目にも明らかである。(『帝国以後 アメリカ・システムの崩壊』エマニュエル・トッド:石崎晴己訳)
 釈尊には生涯を通して、自分が修行者の集まりのリーダーであるとか、帰依者たちの師であるとかの気持ちがなく、また、そのような態度で話すこともありませんでした。つねに自分は修行する仲間の一人という気持ちを持ち続けました。(『人間ブッダ』田上太秀)

ブッダ/仏教
 アメリカはその後も、旧ソ連諸国で選挙があるたびに同じ手法で「革命」を画策した。しかし、ことごとく失敗に終わっています。
 なぜでしょうか?
 それは、アメリカによる革命の手法パターンが、旧ソ連諸国で広く知られるようになってしまったためです。
 その手法パターンとは、
1 親米的なNGO、NPOに大量の金をばらまき、彼らの活動を通じて革命勢力を事前に育てておく→選挙が実施される→野党勢力が勝利すれば、そのまま→しかし、アメリカに都合の悪い独裁者、あるいは独裁者の政党が勝利したときは、「選挙に不正があった!」と大規模なデモを起こさせる
2 欧米の選挙監視団も「不正があった。選挙はやり直さなければならない」と発表
3 独裁者がデモを鎮圧した場合、「非人道的な大統領は辞任しなければならない!」と要求する
4 独裁者は辞任し、欧米に都合のいい人物が大統領になる
(『プーチン最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?』北野幸伯)
 過ちに気づいても改めない。それがほんとうの過ちだ。

 過ちて改めざる、これを過ちと謂う――『論語』衛霊公篇

(『中国古典 リーダーの心得帖 名著から選んだ100の至言』守屋洋)