では、その具体的な方法は? 簡単です。おなかを凹(へこ)ませるだけ。凹ませていない腹はたるみ、凹ませている腹は締まるのです。だから、1日に数回でも意識的に凹ませるだけでおなかは見るみる痩せていきます。
 いまやってみましょう。座ったままでも構いません。ぐっと。キツいズボンの第1ボタンを留める感じです。そう。それが基本。
(『腹だけ痩せる技術』植森美緒)
 その謝罪記者会見で木村社長は、吉田所長調書の大捏造記事の責任者として、杉浦信之編集担当取締役を更迭しました。(『ひと目でわかる 「慰安婦問題」の真実』水間政憲〈みずま・まさのり〉)

朝日新聞慰安婦
 逆にいえば、フェアでない行動をとった悪人が罰せられるのを見る場合、この同情反応は小さくなると想像できます。実験結果は驚くべきもので、男脳と女脳では様子が違っていました。
 女性の脳では同情反応は40%ほど減るのですが、男性ではほとんど完全に【消失する】のです。これに代わって、男性では意外な脳部位が活性化しました。「側坐核」(そくざかく)です。側坐核は報酬系、つまり、快感をもたらす場所です。ざまを見ろ――おそらく罰を受ける姿を眺めて悦(えつ)に入(い)っているのでしょう。実際、側坐核の反応が強い人ほど「反則行為には大きな罰が妥当だ」と判断する傾向が強いこともわかりました。つまり、男性は悪人の行った不正に対して強い制裁の気持ちが表れるのに対し、女性は、相手の善人悪人にかかわらず、罰を受けて【つらい思い】をしている人に感情移入する傾向が強いわけです。
(『脳には妙なクセがある 池谷裕二
 ある日通訳が、進駐軍の軍服、外套、軍靴を私に示し、「寒いだろうから」と言った。彼はその温かく堅牢な米軍の被服を私に着よというのである。私は、ここに勤務している多数の日本人と同じ姿になる自分を想像して、嘔吐するような反感を覚えた。私は、言下に拒絶した。
「あなたは親切心で言ってくれるのでしょうが、私は、ヒマラヤを、この体でこの二本の足で七度も越えて鍛え上げているのだ。私がこんな姿をしているのは、あなたのそんな親切なめぐみを、待ち望んでいるのとは、まったく意味が違う。私達は戦争には負けた。しかし、私は、精神的には負けてはいないのだ」
(『秘境西域八年の潜行』西川一三)

日本近代史チベット
【法則4】トラップの方向は?
・本体がロングならトラップはショート
・本体がショートならトラップはロング
(『FXくるくるワイド投資術』魚屋)

投資
 10日間、口にしていいのは、
玄米ごはん、ごま塩、水とお茶」のみ。
 ほかは一切だめ。
 ただし、好きな時に好きなだけ食べていいので空腹感はありません。
(『寝かせ玄米で七号食ダイエット』荻野芳隆)
 結界という考え方は、案外さまざまな場所にその痕跡(こんせき)を認めることができる。
 たとえば、和風建築を思い浮かべていただきたい。
 居住空間は襖(ふすま)や障子(しょうじ)で仕切られ、住宅と庭は縁側で仕切られている。いずれも非常に柔らかい印象をかもす住まいの設(しつら)えだが、じつは意図は意匠にあるのではない。それが存在することで、住人も、そこを訪れる人も、なんとなく心を改め居住まいを正す。襖、障子、縁側の本来の目的は、そういうところにある。
(『世界同時超暴落 大底からのサバイバル投資術』伊東秀廣)

投資
 たとえば90年代の初めに金丸(信)さんが北朝鮮に行きましたでしょう。そのときも金日成と二人きりで籠(こも)っしまって、出てくるとき金丸さんは感激の涙で頬を濡らしていた(笑)。もう、完全に向こうのペースにはめられてしまった。金日成というのは非常に話術に巧みな人で、金日成に会った人はみんな金日成のことが好きになってしまう。だから朝鮮総連の幹部でも、金日成に一度でも会ったことのある人は、もう絶大な金日成支持者です。(『北朝鮮発!「世界核戦争」の危機 世界を翻弄する金正恩の生き残り戦術菅沼光弘但馬オサム
 昭和の軍人のなかで、天才といわれるのは、陸軍中将石原莞爾たった一人であろう。天才というものは、百年に一人しか生まれないとすれば、石原将軍のやってのけた満州事変こそ、世界をひっくりかえすような大事件であった。
 とうじ石原は、関東軍司令官の作戦参謀であった一中佐にしかすぎない。この一中佐が、世界をおどろかせ、アジアの運命を決定する大事業を決行したのだった。
(『日本陸軍英傑伝 将軍暁に死す岡田益吉
 ちなみに、「正史」とは“正しい史実が書かれている歴史書”ではなく、朝廷が制定した「公式の史書」という意味である。これにたいして民間の史書を「野史」(やし)という。これももちろん“野卑(やひ)で粗雑(そざつ)な歴史書”などという意味ではない。この「野」は「野(や)に下る(下野)などというときの「野」である。
「本紀」とならんで「正史」の根幹をなす「列伝」も、われわれが考えるような伝説とはことなり、個人の私的な生涯を叙述するものではない。「列伝」の主題は、その人物がどの皇帝とどのようなかかわりをもったかであって、皇帝制度における公人としての生涯を記録するものである。だから、「列伝」さえ皇帝の歴史の一部なのである。つまり、中国文明の歴史は皇帝の歴史であり、永久に変わることのない「正統」の歴史である。
(『読む年表 中国の歴史岡田英弘
 また、依頼する相手が教員でなく友だちで、場所がその友人宅であったとしても、よほど気のおけない間柄でもないかぎり、直接的な物言いはしない。「ちょっと暑くない?」「クーラーとかつけないの?」と否定疑問の形にする。あるいは、「俺的には若干暑かったりするかも、みたいな」のように、「的」「若干」「たり」「かも」「みたいな」と5箇所にぼかしを入れる。仲間うちでも、言葉のうえでは遠慮がちである。(『かなり気がかりな日本語』野口恵子)
「生野菜は体を冷やすから、サラダを食べるなら断然温野菜のほうがいい!」
 そう信じて野菜は必ず火を通して食べるという人は多いようですが、真実は逆です。生野菜を食べたほうが、体は冷えにくくなっていくのです。なぜなら、生の野菜には酵素が豊富に含まれているからです。生野菜を食べることで酵素が体内に入ると、血液の流れに関わる微小循環に作用します。血液循環が良くなれば、当然体の血行も良くなり、体は冷えにくくなります。
(『新版 健康常識のウソに騙されず長生きするための88の知恵 危険だらけの食と薬と健康法』鶴見隆史〈つるみ・たかふみ〉)
四字熟語「一獲千金」は、新聞独自の書き方である。ほんと?

「臆病(おくびょう)→憶病」「饒舌(じょうぜつ)→冗舌」「鳥瞰図(ちょうかんず)→鳥観図」「一攫千金(いっかっくせんきん)→一獲千金」「風光明媚(ふうこうめいび)→風光明美」などは新聞が独自に考案し、今も行われる代用表記。「醵出(きょしゅつ)→拠出」のように定着したものもあるが、いまだ辞書では採用されないものもある。「斑点→班点」「波瀾万丈(はらんばんじょう)→波乱万丈」のように、考案されながら、撤回されたものもある。

(『問題な日本語 どこがおかしい?何がおかしい?』北原保雄編)
 税制上、中古資産の購入は節税になります。俗に「4年落ちのベンツの法則」といわれているものです。
 新車の普通自動車は、耐用年数6年で減価償却します。つまり、6年にわたって自動車の購入代金を分割して費用処理しなければなりません。
 ところが、4年落ちの中古車となると、耐用年数は2年になります。なぜなら法定耐用年数の一部が経過している中古資産の耐用年数は、次の式で計算されるからです。

 中古資産の耐用年数=(法定耐用年数-経過年数)+経過年数×0.2

(『FXトレード会社設立運営のノウハウ』柴崎照久)
 日本の会社の約70%は赤字といわれています。役員報酬は会社にとって経費ですので、役員報酬を高くすれば、会社の利益は減ります。仮に法人税は会社の利益に対して課税されると捉えるとしますと、利益がゼロ、赤字であれば、法人税は課税されません。
 つまり、役員報酬を必要以上に高額に設定すれば、会社に法人税はかかりませんので、日本の会社の約70%は赤字というカラクリになっているのです。
(『FXトレーダーのための法人活用』古川敬之)
 沖縄県内には「琉球新報」と「沖縄タイムス」の2紙が存在し、2紙合計県内シェア97%を誇っている。主な収入源は企業広告と死亡広告である。県外紙の構成は記事対広告比率が6対4であるが、地元紙のそれは逆で4対6である。
 沖縄では個人が死亡すると、家族が紙面に家族、親戚縁者、友人、関連組織(会社)等個人属性情報を極力広範囲に提示する。そこには個人情報保護もへったくれもないのだ。葬儀は一種の祭りに近く、知り合いの親戚が死亡しても職務をいったん中断して、斎場に赴き焼香するのが習慣となっている。
 広告料は2社で寡占状態にあって、縦3cm、横6cmの最小枠でも7万円を要求される。1社に広告を申し込むと間もなくライバル社から電話がかかっているのだ。また他のネットサービス会社が死亡広告会社を立ち上げようと葬儀社にアプローチすると、その度に「地元紙との協定があって一切部外者には提供しない」と断られるという。
(『沖縄が中国になる日惠隆之介〈めぐみ・りゅうのすけ〉)
「一草市木焦土と化せん 糧食六月一杯を支うるのみなりと謂う 沖縄県民斯く戦えり
 県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」(大田實海軍少将が自決前に海軍次官宛に送った電報)
 沖縄県民のすさまじい戦いぶりが手に取るように伝わってくる文章だ。
(『報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」』宮本雅史)
 日本の軍部が武力を使用したのは済南出兵(1927)が最初であり、柳条溝事件=満州事変、以下同じ=(1931)がその次であるが、政治的恐慌というべき、軍部の外交への介入、政党への脅威などは、ロンドン軍縮会議が、そのはじまりであるというのがわたしの見解である。「柳条溝事件以来」というスローガンが戦後定着しているけれども、軍国主義ないしファッショの萌芽は実は柳条溝事件でなく、ロンドン会議であり、むしろ、柳条溝事件はロンドン会議から惹起された政治的パニックの結果といっても過言ではない。これこそ昭和史の新しい見方である。(『軍閥と重臣 新聞記者のみた昭和秘史岡田益吉

日本近代史
 エリックがビットコインの世界に飛びこんだ理由はカネであってカネではなかった。フェイスブックの投稿でビットコインの存在を知った直後から、その価値が天文学的ペースで成長するだろうと予測できた。しかしそうした成長は、ビットコインの複雑なソースコードによって、ウォール街の金融機関や各国政府など既存の権力構造が覆(くつがえ)された結果、実現するものだとずっと信じていた。インターネットが郵便制度やメディア業界にもたらした変化が、金融世界でも起きると思っていた。ビットコインが成長すれば金持ちになれるだけでなく、政府が勝手に戦争にカネを出すようなまねはできなくなり、個人が自分のおカネと運命を管理できる、もっと正しく平和な社会が実現するのだと見ていた。(『デジタル・ゴールド ビットコイン、その知られざる物語』ナサニエル・ポッパー:土方奈美訳)

マネー
 辺野古移設問題は、より大きな沖縄問題の一部に過ぎない、と私たちは考えています。日本政府と米軍基地を槍玉(やりだま)に挙げれば、それで済まされるような話ではありません。基地の見返りとして沖縄に配分されている巨額の振興資金も含めて、「公」や「権威」に依存して自立への道を自ら封じている保守的な沖縄の体制と、その体制を事実上支えている日本政府の姿勢が問題なのです。ここでいう「保守的な体制」とは保守系政治家や財界人だけを指すのではありません。基地反対派の大部分もこの体制を支えているのです。基地容認派と反対派は、むしろ共存共栄の関係にあるといってもいいでしょう。(『沖縄の不都合な真実』大久保潤、篠原章
「インターネットは便所の落書き」と語ったのは筑紫哲也氏だが、現在、マスコミの偏向・捏造報道が、インターネットネット上で厳しく批判されている。「反日マスコミ」という、おそらくインターネット発であると思われる言葉も、ここ数年で一般でも見聞きする機会が増えてきた。インターネットの普及によって情報の受けてのメディアリテラシーの能力、意識が高まってきた結果、このような「反日マスコミ」などという穏やかならざる言葉が生まれ、流通し、一般にまで浸透してきているのだ。(『TBS「報道テロ」全記録 反日放送局の事業免許取り消しを!』)
 魚は水の性質を知っているだろうか? 魚は水中に棲み、水の中を泳いでいるからこそ水の性質を知ることができない。水を客観的に観察するには水から飛び出さなければならない。私たちとお金の関係は、まさにこれと同じだ。(『マネー なぜ人はおカネに魅入られるのか』ベルナルド・リエター:堤大介訳)

マネー
 政府案反対というより、政友会と通謀して若槻内閣打倒の陰謀をやっていた平沼、伊東の両枢密顧問官は、ニベもなく全会一致で、政府の緊急勅令を否定し、若槻内閣は総辞職してしまった。
 伊東巳代治が天皇親臨の席上で、御諮詢案と何にも関係がない、幣原外交に対して残酷なまで攻撃を加え、「知らぬは亭主ばかりなり」というような下品な悪罵を加えたのは有名であるが、のちのロンドン会議のさいといい、枢密院という奇怪な存在も『昭和のまちがい』の最大のものであった。
(『昭和のまちがい 新聞記者の昭和史岡田益吉

日本近代史
朝日新聞社]大蔵省から払い下げを受けた国有地は、中央区築地5丁目、海上保安庁水路部跡で、5丁目2番1号の1万35平方メートル、計1万4680平方メートルである。登記簿によると、5丁目2番25号地は、昭和48年1月23日、朝日が所有していた浜田山グラウンドと交換によって朝日に所有権が移転している。5丁目2番1号地は48年2月12日、売払いによって朝日の手に渡っているが、この分については、この日から10年の期間で“買戻し特約”が設定されていて、買戻権者は大蔵省。売買代金は17億271万8020円と記載されている。またこの土地には「国有財産売払い代金延納」を理由として抵当権が設定されている。債権額は29億5890万円。抵当権者は大蔵省。
 つまり、朝日新聞社は国に借金して都心の一等地を手に入れた。この地価は、昭和50年当時、3.3平方メートル当たり200万円はくだらないといわれた。それが56万円という安さなのである。
(『新聞は死んだ 驕り、偽善、エゴを衝く』片岡正巳)
 ところが、当時の実情を知る世代が高齢化していく中で、1980年代から90年代初めになり慰安婦問題が作り出された。日本人反日運動家が韓国まで出かけていって煽動し、朝日新聞などが捏造(ねつぞう)キャンペーンをした結果、慰安婦問題が日刊両国間の外交問題の大きなテーマになった。宮沢首相から謝罪を受けた盧泰愚大統領が「実際は日本の言論機関の方がこの問題を提起し、我が国の国民の反日感情を焚(た)きつけ、国民を憤激させてしまいました」と述べているとおりだ(『文藝春秋』1993年3月号)。(『朝日新聞「日本人への大罪」西岡力〈にしおか・つとむ〉)
中西●じゃあ『文藝春秋』昭和29年12月号に載った「私が張作霖を爆殺した」という、あの河本告白記というのは誰が書いたかというと、これは河本の義弟で作家の平野零児が書いている。彼は戦前は治安維持法で何度か警察に捕まっている人なんです。その人が河本の一人称を使って書いたわけです。その内容も当時、ほとんど誰も確認せずにそのまま活字になっているわけですね。
 ですから、張作霖爆殺が関東軍の仕業だったというのは、当時の流言蜚語、それから東京裁判での田中隆吉証言、そしてこの文藝春秋告白記と称するものに基づいているといえます。一番のポイントは当時の日本国内に、「張作霖爆殺は関東軍がやった」ということを信じさせるような充満した雰囲気が、事件が起こる前からあったということです。
(『歴史の書き換えが始まった! コミンテルンと昭和史の真相』小堀桂一郎、中西輝政

日本近代史対談
ティッピング・ポイント:最初の体内埋め込み式携帯電話の市販
2025年までに:回答者の82%がこのティッピング・ポイントが到来すると予想

 人々のデバイスへの接続時間が増えており、身体に接続されるデバイスの数が増えている。デバイスは着用されるだけでなく、体内に埋め込まれ、コミュニケーション、位置情報、行動モニタリング、健康状態の確認を行う。

(『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来』クラウス・シュワブ:世界経済フォーラム訳)
 昔は人を馬鹿にした見世物が多くあった。板に紅を流したのを飾って「サア大(おお)イタチだ大イタチだ」と言うので鼬(いたち)かと思って入ってみれば【板血】であったり、または「目が三つあって大きな歯の二枚ある化物だ」と言うからどんな怪物かと覗(のぞ)けば下駄(げた)が置いてあるのを見て「オヤオヤまた担(かつ)がれた、ひどい事をしゃあがる」と笑うもあり、「うまく考えたな」と誉(ほ)める人もあり、見物もノンキなもの。(『明治のおもかげ』鶯亭金升〈おうてい・きんしょう〉)
 八百屋にバナナを現金で買いに走るのが、現物取引。現金ではなくツケで買いに走るのが先渡し取引(フォワード取引)、1ヶ月後のバナナ購入を予約して、さらにキャンセル(反対売買)するかも知れないよと声を掛けるのが先物取引、バナナの代金の一部を払いあとは月末にね!と言うのが信用取引、家にあったリンゴを持ち出して、交換してよ!と頼むのがスワップ取引、そして1ヶ月後に買う権利を頂戴!と頼むのがこれから勉強するオプション取引です。蛇足にはなりますが、リンゴとバナナの交換を将来の権利として売買するのがスワプション取引です。(『実戦のためのオプション』田中勝博)

投資
 ついでにテクニカル分析について一言だけ述べます。初めて投資をする個人投資家の多くは、最初にテクニカル分析の本を手に取ります。テクニカル分析で有効性が証明されたものは、事実上、ひとつもないにもかかわらず、今でもテクニカル分析の本が存在しているということは、人間が進化の過程で獲得してきた優れた認知能力とその後の学習によって、何もないところに、パターンを見つけてしまう、あるいはパターンを見つけようとするからでしょう。テクニカル分析から得られるものは何もありません。(『週末投資家のためのカバード・コール』KAPPA)

投資
 例えば君の「便秘」だけど…
 便秘は、「不要な物を溜め込んでいる」状態だ…
 そういう人は精神的にも「不要な物」を溜め込む傾向があり
 忍耐強いが、過去の失敗を引きずりがちで物を捨てられないから、整理整頓が苦手だね
(『心の声を身体に聴いてトラウマ解消! マンガでわかる! キネシオロジー入門齋藤慶太:源ユイ マンガ)

キネシオロジー
 キネシオロジーはもともと、【人間の体や動きを観察する学問】でした。ギリシャ語のキネシス「運動、動き」と+ロゴス(学問)が語源です。

 日本語では、「人間行動学」や「人間運動学」など、様々な言葉に訳されています。

(『筋肉反射テストが誰でもできる! 1からわかる!キネシオロジー齋藤慶太
 戦後のニッポンは、新興の軍事大国、中国のように核ミサイルや空母を敢えて持とうとはしなかった。そして、同盟国アメリカの凋落を目の当たりにしながら、いまだに対外インテリジェンス機関を持っていない。ウサギは鋭い牙を持たないゆえに、長い耳をそなえて、遥か彼方に芽生えた危機をいち早く察知し身を護る。戦後に日本は鋭い牙を研ごうとはしなかった。その一方で「インテリジェンス」という名の長い耳も持たなかった。(『インテリジェンスの最強テキスト手嶋龍一佐藤優
 耳の痛い話かもしれませんが、体の柔軟性が低下するおもな原因は運動量の減少にあります。仕事や家事に忙しくなると、走る、跳ぶ、投げるといった大きな動作をともなう運動が減り、生活に必要な動きばかり繰り返すようになりがちです。そうすると体力が落ちて休日も家で過ごす時間が増え、活動量もどんどん低下。動かすことで血流がよくなり柔軟性を保っていた筋肉はいつの間にか衰え、毛細血管が減り血液が届かないため、硬く縮む一方になります。(『世界一伸びるストレッチ』中野ジェームズ修一)

ストレッチ
 日本の家紋によく使われる十大紋は「鷹の羽おもだか茗荷木瓜かたばみ」であるとされている。
 このうち鷹の羽を除く九つは、すべて植物である。日本の家紋は植物をモチーフにしたものが多い。
 一方、ヨーロッパの紋章を見ると、獅子や鷲、ユニコーンなど、いかにも強そうな動物が居並んでいる。日本にも強そうな生き物はいそうなものなのに、日本人は、どういうわけか食物連鎖の底辺にある植物をシンボルとしているのである。
 見るからに強そうな生き物ではなく、何事にも動じず静かに凛と立つ植物に日本人は強さを感じた。そして、自らの紋章として選んだのである。
(『弱者の戦略』稲垣栄洋〈いながき・ひでひろ〉)
 ヒマラヤとは古いサンスクリットの複合語で、ヒマは「雪」、アラヤは「居所」、すなわちヒマラヤは「雪の居所」の意である。それを訳して仏教には「雪蔵」または「雪貯」としてある。インドから眺めてはるか北方に輝く永遠の雪の山を、かく名づけたのであった。(『ヒマラヤ登攀史』深田久弥)

山岳
 これはイギリスの天才物理学者ホーキング博士による考えで、従来の物理学ではビッグバンの時点で特異点を生み出すことになりますが、時間と空間の区別をなくせば、つまり時間を虚数として捉えれば特異点は必ずしも必要でなくなる、というものです。(『なっとく!数学通になる本』中宮寺薫)
 長官礼ヲ返シ、眸、互イノ眸を射ル
 粗笨無頼ナル作戦ノ、最高責任者、オヨビソノ輔佐責任者
 今ヤ予期シタル無慙ノ敗北ノ、遂ニ現実トナッテ目睫ニアリ
 アラユル諫言 アラユル焦慮 アラユル自嘲 アラユル憤懣
 感無量ナルモ宜(ムベ)ナリ
 長官、挙手ノ答礼ノママ、静カニ左右ヲ顧ミ、生キ残リノ士官一人一人ノ眸を捉ウ
 イザリ寄ル幕僚(参謀)数名ト、慇懃ノ握手
 一瞬微笑マレタル如ク思ワレタルモ、ワレカネテヨリカカル光景ノウチニ勇者ノ微笑ヲ夢想シタリシ故ノ、錯覚ニ過ギザルヤモ知レズ
 長身ノ身ヲ翻シテ、艦橋直下ノ長官私室ヘ「ラッタル」を歩ミ去ル
 開戦以来、一切ニ無縁、微動ダニセザリシ長官ノ、我ラガ眼前ニ演ジタル行動ハ、スナワチ以上ニ尽ク
 ソノ後沈没マデ、長官私室の扉開カレズ マタ絶エ間ナキ破壊音ノ故カ、自決ノ銃声ヲ聞カズ
 携帯拳銃ヲ撫シツツ、身ヲモッテ艦ノ終焉ヲ味ワワレタルカ
 第二艦隊司令長官伊藤整一中将、御最期ナリ
 艦隊ココニ首上ヲ失イ、ヤガテマタ主城ヲ失ワントス
(『戦艦大和ノ最期』吉田満:鶴見俊輔解説)
 2010年、私はゲノム上の個人差のある型を【60万種類、いっぺんに調べてくれるサービスを5万円足らずで利用】しました。それによって、どのような病気にかかりやすというリスクを左右する遺伝子の型だけでなく、【こころの性質】の個人差に影響を与えるような遺伝子のどのような型を自分が持っているか、をまとめていっぺんに知ることになりました。これは近未来の話ではありません。つい数か月前、現実に私が体験したことです。(『「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学』宮川剛)
 例えば、マッカーサー自身の回顧録や占領軍内部の記録では、「占領は秩序正しく、流血なしで行われた」と記されている。だが日本側の調べた事実は逆で、特別高等(特高)警察の記録によると、進駐最初の1ヶ月で、神奈川県下で最低44件の強姦事件が発生した。それを記した特高警察は、記録を焼却された上に10月4日に解散させられている。
 さらに占領期間中には、日本本土で「少なくとも2536件の殺人、2万件以上の強姦事件が発生した」とされているが、それに対して、戦後の「言論の自由」を担(にな)ったはずの日本のマスメディアは、GHQの厳しい報道規制命令を受け、極めて無力な存在であった。直接軍政下に置かれた沖縄でも、米軍兵士による非道な犯罪が繰り返されたが、その度に日本人側の記録と記憶は、目を覆(おお)うように塗り替えられていた。
(『GHQの日本洗脳 70年続いた「支配システム」の呪縛から日本を解放せよ!山村明義
 アラ木のうちにスミをかけるだろ? マナ木かけってわけでチョウナで落す。これに4時間ぐらいはかからア。削り台にあげてからチョウナ目を見直して、アラシコ、中シコをかけて、それからスミをうつんだ。てんづけカンナをかけるなんて雑なことはしやしねえ。スミをうったら二寸ガンナで削り、その上を三寸でムラ取り、またそいつに四寸ガンナってわけだ。
 あたしゃアこの四寸ガンナからできたカンナ屑は、惜しくってしばらく取っといたね。堂々たる四寸幅で、薄くってフワフワしてやがって、一気に二間削った長いやつが丸めると手のひらのなかへはいっちまって見えねえくらいなんだ。(味方虎児)
(『職人衆昔ばなし』斎藤隆介)
 脳から精神が現われたときは、ビッグバンのようなことが起こった。渋滞は自動車がつくりだし、その渋滞が自動車の動きを制限する。それと同じで、精神もまた、自らを生みだした脳を制限するのではないか?(『〈わたし〉はどこにあるのか ガザニガ脳科学講義マイケル・S・ガザニガ:藤井留美訳)
 近衛が死の前に「黙」という字をつねに書いていたことは、かれの護衛役だった西郷隆秀近衛文麿の伝記を書こうとした政治学者の矢部貞治に語っている。
 近衛文麿は「黙」という字を書くことによって、自身に科(ママ)した沈黙の規則を守り、怒りを抑え、誘惑を断ち切り、自分を励まし、なにも明かすことなく死んだ。
 そしてかれが最後まで沈黙をつづけたがために、われわれの意識のなかで木戸ノーマン史観は揺るぎない存在となっているのである。
(『近衛文麿「黙」して死す すりかえられた戦争責任鳥居民
 繰り返し聞かされる幼い頃の出来事などの情報から、それらしい場面を思い浮かべれば、無意識のうちに記憶の隙間を埋め、細部を作り上げることができる。すると、脳が情報の断片を自分の納得のいくようにつなぎ合わせるため、まるで本物の記憶のように感じる。これは「記憶の持ち主」が意識的に行うことでなく、無意識のうちに起こる。これを起こす主要なふたつのブロセスが「作話」と「情報源の混乱」だ。(『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』ジュリア・ショウ:服部由美訳)