緊急時、人間は1人でいるときは「何が起きたのか」とすぐ自分の判断で行動を起こす。しかし、複数の人間がいると「皆でいるから」という安心感で、緊急行動が遅れる傾向にある。これを【「集団同調性バイアス」】と呼ぶ。先の実験の食道のように人間の数が多いと、さらにその傾向が強くなる。【集団でいると、自分だけがほかの人と違う行動を取りにくくなる】。(『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている 自分と家族を守るための防災袋』山村武彦)

災害
 戦争はぜひとも避けようと思えば人間の力で避けられなくはないのであろうが、天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけには行かない。その上に、いついかなる程度の地震暴風津波洪水が来るか今のところ容易に予知することができない。最後通牒も何もなしに突然襲来するのである。それだから国家を脅かす敵としてはこれほど恐ろしい敵はいないはずである。(『天災と国防寺田寅彦

災害
 わたしは注目を求めて、自分の経験を書いたのではありません。それはむしろ逆で、自分の過去について沈黙していられたならば、そのほうが心情的には楽であったでしょう。また、苦労話に同情してもらう意図もありません。しかし、わたしと同様に、いまだ南部で囚われの身である200万人の女性が置かれている状況について、北部の女性にご認識いただきたいと思います。その女性たちは、今もわたしと同様に苦しみ、ほとんどの者がわたしよりずっと大きな苦しみを背負っているのです。(『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・ジェイコブズ:堀越ゆき訳)

奴隷
石●こうした流れは、現在でもマルキストの間で受け継がれ、社会主義思想家がエコロジストに転向して、環境問題の論陣を張っている。「レッドからグリーンへ」というのが、最近の皮肉をこめたスローガンとなっているぐらいです。つまりマルキシズムの居城を失った思想家たちの一部が、環境に生きる道を見出したわけです。(『環境と文明の世界史 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ石弘之安田喜憲、湯浅赳男)
 当時の本省人たちはこう言ったという
 日本人は犬だが支那人は豚だった
 犬は番犬として役にも立つが 豚はモラルもなく食い散らすだけという意味らしい。
(『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論小林よしのり
 舗石を踏む靴が火花を発しないのは、ゴム底だからとしか考えられなかった。(『幻の女』ウィリアム・アイリッシュ:稲葉明雄訳)
 お寺の住職は脱税の常習犯だということ、ご存じですか?
 お寺の住職というと、仏に使(ママ)える身であり、脱税なんて絶対やらないというようなイメージを持っている方も多いかもしれません。でも、事実はまったく逆です。
 お寺を税務調査した場合、80~90%の割合で、課税漏れが見つかります。企業種の平均値が60%台なので、お寺は平均よりも20ポイントも脱税率が高いのです。
(『お坊さんはなぜ領収書を出さないのか大村大次郎
 OR(「オーアール」と読む)とは、生まれ故郷のイギリス風の表現である Operational Research(オペレーショナル・リサーチ)の頭文字のOとRをとったものだ。第二次世界大戦の頃に大きく芽吹いた、問題解決、改善などのための「方法」である。(『はじめてのOR グローバリゼーション時代を勝ち抜く技法』齋藤芳正)
 現代の文明社会は電気によって支えられている。しかしわれわれの生活が電気と不可分になったのはそれほど古いことではない。人類の近代史上に登場するナポレオンゲーテ、ベートーベンらは電気なしにろうそくの光で過ごしていたのである。(『神経とシナプスの科学 現代脳研究の源流』杉晴夫)
 枯れるとわかっているのに、なぜ杉を植えたのか。
 造林計画には地元側も参加している。気候風土をよく心得ているはずの地元が協力したのは林業振興の補助金が下りるからだ。一種の精神的荒廃を仕掛けたのは補助金という魔物である。
(『日本国の研究猪瀬直樹
 つまり、私たちは目でなにかを見たら、もう業をつくっています。耳で音楽を聞いた瞬間に、もう業をつくっています。鼻でなにかを嗅いだ瞬間に、もうカルマをつくっています。ご飯を食べると、もうカルマをつくっているのです。それは、ポテンシャルになって蓄積されます。そして、この人生をさらに、さらに、生きていきたいと、生きなくてはいけないと、そういうエネルギーをつくってしまいます。逃げることはまったく不可能です。(『現代人のための瞑想法 役立つ初期仏教法話4〉アルボムッレ・スマナサーラ
 次に、ハミングする呼吸法を紹介します。軽く目と口を閉じて、舌先を上あごにつけていきます。ミツバチの羽の音のように声帯を振動させていきます。
 少し高めで、脳を振動させるような感じがおすすめですが、自分が心地いいと感じる音の質を探ってください。
(『1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門』吉田昌生)

瞑想
 それから45分が経過しても、会話はなお続いていました。するとメンバーの1人だったチャールズ・サヴェッジがこう言いました。「部屋の中のほかのグループでどんな会話が行われているか知りたいと思っています。1人がホストとしてテーブルに残り、ほかのメンバーは別のテーブルに移動してみたらどうでしょうか? 移動する際に、元のテーブルの会話から生まれたアイデアの種をもっていき、ほかのテーブルで紡がれたアイデアの糸とそれを結びつけ、つなぎ合わせましょうよ」。(『ワールド・カフェ カフェ的会話が未来を創る』アニータ・ブラウン、デイビッド・アイザックス、ワールド・カフェ・コミュニティ:香取一昭、川口大輔訳)

ファシリテーション
 このように、感覚はすべて苦なのですが、耐え難い「苦」が、べつな「苦」に変わっていくほんのわずかな間だけ、我々は「楽」を感じるのです。たとえば、歩き疲れて足がすごく痛い場合なら、横になったら痛みが消えて「楽」だと思うのでしょう。でも、横になって時間が経つと、また横になっていることが苦しくなるのです。(『苦しみをなくすこと 役立つ初期仏教法話3アルボムッレ・スマナサーラ