未(ま)だ宵ながら松立てる門は一様に鎖籠(さしこ)めて、真直(ますぐ)に長く東より西に横(よこた)はれる大道(だいだう)は掃きたるやうに物の影を留(とど)めず、いと寂(さびし)くも往来(ゆきき)の絶えたるに、例ならず繁(しげ)き車輪(くるま)の輾(きしり)は、或(あるひ)は忙(せはし)かりし、あるは飲過ぎし年賀の帰来(かえり)なるべく、疎(まばら)に寄する獅子太鼓(ししだいこ)の遠響(とほひびき)は、はや今日に尽きぬる三箇日(さんがにち)を惜むが如く、その哀切(あわれさ)に小さき腸(はらわた)は断(たた)れぬべし。(『金色夜叉』尾崎紅葉)
 一体、ロシアではどのような教育が行われているのでしょうか?
 私自身の経験をお話しましょう。(中略)
 試験の形式ですが、筆記試験はほとんどありません(レポートはある)。口頭試験(ウースナ)がメインです(ロシアの初等・中等教育も、数学や作文以外は、ウースナが中心)。
 どのような試験かというと、例えば、歴史であれば「日米が開戦にいたるまでの経緯を話しなさい」といったようなこと。日本とアメリカが戦争にいたるまでのプロセスを、全部覚えてロシア語で話す必要があるのです。しかも質問が山ほどある。
 試験の前に、100問くらいの質問を書いたリストが公表されます。そして、当日は一人一人教室に入り、裏返しになっている質問が書かれた紙を(くじ引きのように)取ります。そして、その内容を話さなければなりません。
 要するに、本の内容を1冊丸々覚えなければ試験に通らないのです(科目は山ほどある)。そのため、留年するロシア人や外国人もたくさんいました。
(『隷属国家日本の岐路 今度は中国の天領になるのか?北野幸伯
 色づいた木々の葉の美しいのは、あれは樹木の精神なのであろう。紅葉は、葉の最後の思想なのだ。そこには官能の美というものが微塵(みじん)もない。(『無為について上田三四二
 これで震度3のわけがない。身の危険を感じて机の下に潜った。
 隣のデスクは机を押さえ、踏ん張って立っている。というより、揺れのすさまじさに足がすくみ、その場から動けずにいた。女性の同僚は顔色を失い、床にへたりこんだ。不思議なことに誰も叫び声をあげない。「人間は本当の恐怖を感じると言葉を失うのだ」と思った。
(『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』河北新報社)

震災
 さて皆さん――
【ブッシュは、神様と民主主義のために戦っているのでしょうか?】
 …………………………
【とんでもありません。】
 これが【インチキな見せかけ】であることを、一瞬にして証明しましょう。
 もしアメリカがキリスト教の神のために戦っているのであれば、イスラム教国と仲良くしてはいけないですね。
 もしアメリカが民主主義のために戦っているのなら、「独裁者」と仲良くしてはいけないことになりますね。
 実際、アメリカはアフガンを攻め、イラクを攻め、今はイランを敵視していますから、「そのとおり!」ではあります。
 まるごと、そうでしょうか?
 サウジアラビア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン。
 思いつくままザッとあげましたが、この4国の特徴はなんでしょう?
 そう、【イスラム教の独裁国】であること。
 サウジアラビアは、【政教一致の絶対君主制】(!)。
(『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日 一極主義 vs 多極主義北野幸伯