外交史家のアンダース・スティーブンソンは、「“アメリカは例外的に優れた国だ”という思い込みがあるため、アメリカは国際政治に対して、まるで宣教師のような態度をとってきた」と述べている。著名な国際政治学者であるサミュエル・ハンティントン(ハーバード大)も、「“神との契約”によって、“世界のすべての人々の模範となる丘の上の都市を築く”という使命を負ったアメリカ人は、“我々こそ選民だ”という自覚を持って行動してきた」と解説している。(『自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ』伊藤貫)