一切の思考や判断を差し挟まずに、見たものを「見た」、聞いたものを「聞いた」、感じたものを「感じた」と一つ一つ内語(ないご)で言葉確認(ラベリング)しながら、純粋に事実だけに気づいていく……。この作業を「サティ(sati)」と言い、ヴィパッサナー瞑想はサティの訓練を中心に進めていきます。(『ブッダの瞑想法 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践』地橋秀雄)