「敵味方を超越した広大な陛下の御仁慈を拝察し、これを戦地の住民と敵、特に捕虜に身をもって伝えることだ。そして敵にも、住民にも大御心に感銘させ、日本軍と協力して硝煙の中に新しい友情と平和の基礎とを打ち建てねばならない。われわれはこれを更に敵中に広めて、味方を敵の中に得るまでに至らねばならぬ。日本軍は戦えば戦うほど消耗するのではくて、住民と敵を味方に加えて太って行かなくてはならない。日本の戦いは住民と捕虜を真に自由にし、幸福にし、また民族の念願を達成させる正義の戦いであることを感得させ、彼らの共鳴を得るのでなくてはならぬ。武力戦で勝っても、この思想戦に敗れたのでは戦勝を全うし得ないし、戦争の意義がなくなる。なおこの種の仕事に携わる者は、諸民族の独立運動者以上にその運動に情熱と信念とをもたねばならぬ。そしてお互いは最も謙虚でつつましやかでなくてはならぬ。大言壮語したり、いたずらに志士を気取ったり、壮士然としたりすることを厳に慎しまねばならぬ。そんな人物は大事をなし遂げ得るものではない。われわれはあくまで縁の下の力持で甘んずべきだ。われわれは武器をもって戦う代りに、高い道義をもって闘うのである。われわれに大切なものは、力ではなくて信念と至誠と情熱と仁愛とである。自己に対しても、お互いは勿論、異民族の同志に対しても、また日本軍将兵に対してもそうでなければならぬ。そしてわれわれは絶対の信頼を得なければならぬ。最後に、お互いは今日から死生を共にする血盟の同志となり、君国のために働こう」(『F機関 アジア解放を夢みた特務機関長の手記』藤原岩市)

大東亜戦争日本近代史チャンドラ・ボース
 共産党は、東京裁判の結果をそのまま受け入れ、「戦争をした日本は悪い国だった」と断罪し、日本の歴史や伝統を吟味することなく否定してきた。また、防衛については考えを二転三転して、アメリカ軍や自衛隊についてもただただ反対しているだけである。(『日本共産党と中韓 左から右へ大転換してわかったこと筆坂秀世
 人ひとりの心の中には、「私心」と「公心」の両方が併存している。赤紙を受け取った瞬間、当然ながら「嫌だ、行きたくない」という感情だって湧いたはずである。そして内心には、大変な葛藤があっただろう。当然ではないか。まだ20歳代で、本来ならこれからの人生に大きな希望が広がっていたはずなのだ。しかも当時の家族の絆は現在とは比べものにならないほど強く、情は深い。自分が先立ってしまったら、残された父母がどれだけ悲しむかは容易に想像がつき、それを考えただけでも、身を裂かれる思いをしたであろうことは間違いない。
 しかしながら、家族に宛てた遺書をしたためるに当たっては、そのような葛藤にすべてけりをつけ、覚悟を決めて、「公心」だけを記している。そして最後に、父母兄弟に告げるのである、「泣かずにほめて下さい」と。
 この簡潔な文章の行間に、どれだけ複雑な心情が入り込んでいるか。それは百万言を費やしても到底表現できるものではない。
(『国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選小林よしのり責任編集)

戦争日本近代史
 ヨーロッパの町並みを思い出してみてください。都市は、石で埋め尽くされています。
 荘厳な聖堂、途方もなく巨大な城、豪華な教会、そして美しくつらなる家並。それら建物はもちろんのこと、道路、橋、水道というインフラまでも、すべて石で出来ているのです。
 まさに石こそ国家の要、石こそ国の最重要素材でした。石工がいなければ、城壁ひとつ作れないのですから、石工の「マスター」(親方)は重要人物ということになります。
(『石の扉 フリーメーソンで読み解く世界加治将一

フリーメイソン
 ふたりの隊員たちは、特攻出撃を間近にひかえて、グランドピアノを探しまわったという。おおかたの学校にはオルガンしかなかった。めずらしく鳥栖の国民学校にグランドピアノがあると聞いて、彼らは三田川から十二、三キロの道のりを長崎本線の線路づたいに走るようにしてやってきたのだった。
 ピアニストになることを夢見て学びつづけてきた青年にとって、リサイタルの一度もひらかず死ななければならないとは……。死ぬに死にきれない、無念なことであろう。今生(こんじょう)の訣別に思い切りピアノを弾きたい、という青年の思いが、公子には痛いほどわかる。
(『月光の夏毛利恒之

特攻隊
 この時代の経済でとくに記すべきことは、貨幣経済の浸透である。日宋間の交易で銭が輸入されたことはすでに記したが、日本にもたらされた【宋銭】(そうせん)の総量は2億貫にものぼるという。現在、中世考古学による遺跡の発掘から、10万枚単位で銭貨が発見されており、宋銭の数がぼう(ママ)大であったことは疑いがない。(中略)土地売買の証文を例にとると、鎌倉時代初期は米による土地売買が60%、銭による土地売買が40%だったものが、鎌倉時代末期には米15%、銭85%に変化している。(『詳説 日本史研究』佐藤信、 五味文彦、高埜利彦、鳥海靖編集)

日本史
 タマネギには、イソアリインという硫黄化合物と、アリナーゼという酵素(消化や呼吸など、体内で行われる化学反応を促進する物質)が、別々に含まれています。タマネギを切って、空気にふれることで、この2つの成分が混ざり合い、チオスルフィネートという別の物質に生まれ変わります。
 このチオスルフィネートは、ガンの発生を抑制し、ぜんそく発作をおさえ、痛みを鎮め、血糖値を下げる、と実に多くの薬効が確認されているのです。(中略)
 チオスルフィネートは、タマネギを切って、20分を経過しないとできない物質です。そして、水にさらすと流れてしまいます。
 ですから、タマネギの薬効を得るには、できるだけ断面が空気にふれるようにスライスして、20分は置いてから食べるようにしましょう。(斎藤嘉美)
(『やせる!血糖値が下がる!「タマネギ」レシピ』)