文久期(1861~1864)と言えば、例外なく日本人すべてが尊王であり、攘夷であった。開国派(通商条約容認)であり、公武合体派の代表とも言われたこの時期の薩摩藩であるが、外国人を殺傷した生麦事件を起こしている。この事実は、日本人=攘夷の最たる例であろう。しかもこの段階で、倒幕を唱えていたのはごく一部の尊王志士激派のみに過ぎないのだ。こうして見ると、尊王攘夷 vs. 公武合体という構図は、じつはありえないことをおわかりいただけよう。(『攘夷の幕末史』町田明広)

日本近代史
 極論が許されるなら、欧米は釈明の文化、日本は謝罪の文化といえましょう。日本人はとにかく、謝るのが好き。また同時に、他人に謝らせるのも大好きです。MなのかSなのかわかりません。(『誰も調べなかった日本文化史 土下座・先生・牛・全裸パオロ・マッツァリーノ
 私たち人間を含め、すべての生命の活動は、無数の化学反応によって成り立っています。身体の動きをつくり出す筋肉の収縮も、視覚や聴覚といった感覚も、悩んだり笑ったりするときの脳の動きも、突き詰めれば、すべて数多くの化学反応によってもたらされるものです。
 ところが、こうした化学反応も、物理現象と同じように、実はミクロの世界における物質の揺らぎによって成り立っていることが明らかになっています。
(『世界は「ゆらぎ」でできている 宇宙、素粒子、人体の本質吉田たかよし
 量子の奇妙な世界で最も不可解なのは、「量子の絡み合い(エンタングルメント)」と呼ばれる現象である。二つの粒子がお互いに何万キロ、何億キロ離れていても、それらは謎めいた形でつながりあっている。片方の粒子に何かが起こると、【瞬間的に】もう一方の粒子も変化するのだ。(『量子のからみあう宇宙アミール・D・アクゼル水谷淳訳)
 これほどまでに馬鹿馬鹿しい等式が出てくるとは思わなかった。「平和主義」=「憲法9条」=「ガンジー主義」などという説が世に流布されている。しかも、こともあろうにあのパール判事が憲法9条を「ガンジー主義を明文化した理想の宣言文」と思っていたなどという、ありえない話まで捏造して。
 北海道大学公共政策大学院准教授・中島岳志の著書『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』がその妄言の書だ。
(『ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論小林よしのり

ガンディー
 児童相談所の全国統計を取り始めたのは1990年である。この時相談件数は全国で約1100件であった。ちなみに筆者は、日本に子ども虐待が1100件もあるということを、驚きをもって受け止めた記憶がある。
 ところが件数は、94年には約2000件、96年には4000件、98年には7000件と伸び、99年には1万件を突破した。2001年には2万3000件、そして2005年は約3万4000件である。実にこの15年間に約30倍の増加となったのである。
(『子ども虐待という第四の発達障害』杉山登志郎)

虐待
 神が天を差配しているという観念が強くなると、天はどこまで続いており、そこにはいかなる天体や運動があるかを明らかにすることが神の存在証明であり、また神への接近方法となる。(『宇宙論と神池内了

科学と宗教
 クラゲはどうやって1マイクロ秒(100万分の1秒)以下という速さで人を刺せるのか? 刺されたほうが痛みを感じるまでには、その百(ママ)万倍の時間がかかるというのに。(『時間の図鑑』アダム・ハート=デイヴィス:日暮雅通訳)

時間論
 生物進化の大原則に「子どもをたくさん残せる【ある】性質をもった個体は、その性質のおかげで子孫の数を増やし、最後には集団のなかには、その性質をもつものだけしかいなくなっていく」という法則性があります。(『働かないアリに意義がある』長谷川英祐)
「僕には戦争がわかりません」と口にする、それじたいに、じつは救いようのない傲慢さがひそんではいないか――?(『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙重松清、渡辺考)
 連合軍のほうでは、日本のこの態度を拒否ととったのであろう。8月6日に、広島にひどい爆弾を落とした。議会でも、その性質がいっこうわからなかった。その時の日本での物理学の第一人者、仁科芳雄博士に頼んで、広島へ飛行機でとんでもらって、この爆弾の性質を調べてもらうこととなった。
 仁科博士は、【これは原子爆弾というもの】であると報告された。
(『秘録 東京裁判』清瀬一郎)

東京裁判日本近代史原爆
 アメリカが日本に対して一番恐れたのは、日本の精神力でした。武器が何一つなくなったとしても、竹槍をもってでも敵と戦うというその精神力をとても恐れていたのだと思います。その日本の精神力を破壊しようというが(ママ)アメリカの政策であり、マッカーサー元帥はそれを遂行し、成功したのだと思います。(ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ)『インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実 大東亜戦争は侵略戦争ではなかった。』桜の花出版編集部

日本近代史
 アメリカが自国の裏庭である中南米でキューバとの和解を進めている裏にも、覇権をうかがう中国の存在があります。援助外交や運河建設で中南米の反米国に接近している中国をにらんで、足元を固めようとしているのです。
 イランとの和解を進めていたのも、中東情勢をできるだけ安定化させ、アジア戦略に集中したいという背景があるわけです。
 こうしたアメリカの外交方針はオバマ政権だけのものでなく、次の政権が民主党のクリントンになろうと、共和党のブッシュになろうと変わることはないでしょう。
(『石油とマネーの新・世界覇権図 アメリカの中東戦略で世界は激変する中原圭介

石油
 いまのアメリカの人口推移を見ると、おそらく今後は共和党の大統領が誕生するのは難しくなると思われます。アメリカではヒスパニックの人口が右肩上がりに増えており、この人たちの大多数が民主党を支持しているからです。おそらく次の大統領選挙が、共和党が勝つ最後のチャンスで、それを逃したら、おそらくもう二度と共和党が大統領選で勝てる機会はないでしょう。(『2025年の世界予測 歴史から読み解く日本人の未来中原圭介